石川鷹彦 : ウィキペディア(Wikipedia)
石川 鷹彦(いしかわ たかひこ、1943年7月16日 - )は、北海道札幌市生まれの編曲家、ギタリスト、スタジオ・ミュージシャンである。
来歴
北海道札幌市生まれ。小学生のときに東京に移る「あの人に迫る 石川鷹彦 ミュージシャン」中日新聞、2011年8月19日夕刊2頁。。1968年に同じ多摩美術大学の小室等とともに六文銭を結成。その後吉田拓郎・かぐや姫・イルカ・アリスらの演奏を担当。1970年代のフォーク・ニューミュージックシーンにおいて多くの演奏を残し、編曲家としても数々のヒット曲を生み出した。
1992年にさだまさしのアルバム『ほのぼの』をプロデュースして以来、さだのサポートメンバーとしての活動が多かった。『第47回NHK紅白歌合戦』においても、さだのサポートメンバーとして出演した。
1996年9月から10月にかけて、NHK趣味百科「アコースティック・ギター入門」に加藤和彦とともに講師として出演。同年、玉置浩二と「玉置浩二&石川鷹彦アコースティックLIVE」を行った。
2006年にはつま恋での吉田拓郎&かぐや姫のコンサートにもサポートメンバーとして出演。活動後期は森山直太朗の楽曲を多く手掛けた。
2016年に脳梗塞で倒れ、現在は活動を休止・療養している。
2019年にイルカのコンサートを訪れており、その様子がイルカ公式サイトに掲載されている。2021年にはさだまさしのコンサートに観客として来場し、楽屋を訪問した。
人物
アコースティック・ギター以外にも、フラットマンドリン・バンジョー・ブズーキ・エレキギター・リゾネーターギターなどの弦楽器、さらにはシンセサイザーのプログラミングまでこなすマルチプレイヤーの先駆けである。50本以上のギターを所有している。
アリスのオリコンチャート10位以内に入ったシングルはすべて石川の編曲作品であるアリス在籍中の堀内孝雄のソロシングル「君のひとみは10000ボルト」「南回帰線」も石川の編曲。前述のようなフォーク系以外に、大瀧詠一・ゴダイゴ・鈴木茂らロック系ミュージシャンのレコーディングにも参加した。また、風の「22才の別れ」、山崎ハコの「呪い」など、ギターイントロの名作も多く生み出している。
ディスコグラフィー
ソロアルバム
- ステンド・グラス(1973年)
- The Firmament(1993年)
- WORDS (1994年)
- WORDSⅡ (1996年)
- WORDS 3rd (2001年)
- WORDS 3.5 ~Solo Guitar Style~ (2004年)
- WORDS 4 (2007年)
- WORDS BEST 〜KAMUY〜(2008年)
- WORDS BEST 〜Sirius〜(2008年)
- PLAY FORK SONGS 〜WORDS 4.5〜(2010年)
オムニバスアルバム
関与した曲
- アリス
- 冬の稲妻
- 石原詢子
- 桜貝のかほり
- 伊勢正三
- ささやかなこの人生
- かぐや姫
- 僕の胸でおやすみ
- 風
- 22才の別れ
- 佐々木好
- ストレート
- さだまさし
- Birthday
- さとう宗幸
- 青葉城恋唄
- 中島みゆき
- 狼になりたい
- みのや雅彦
- 片想い
- 森田童子
- ぼくたちの失敗
- 森山良子
- さとうきび畑
- 森山直太朗
- 花鳥風月
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/01/10 15:53 UTC (変更履歴)
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