植田益朗 : ウィキペディア(Wikipedia)

植田 益朗(うえだ ますお、1955年9月26日 - )は、日本のアニメプロデューサー、実業家。株式会社スカイフォール代表取締役。

経歴

東京都生まれ。1974年東京都立新宿高等学校卒業。日本大学芸術学部映画学科を卒業後、1979年に日本サンライズ(後のサンライズ)に入社。『機動戦士ガンダム』の途中から制作進行として入り、劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙篇』よりプロデューサーに就任。以後、サンライズ第3スタジオでガンダムシリーズや『銀河漂流バイファム』『蒼き流星SPTレイズナー』『シティーハンター』などの作品を手掛ける。

1995年にサンライズ常務取締役に就任。ガンダム20周年にむけた「ビッグバンプロジェクト」の総指揮を執る。

2000年に20年近く勤めたサンライズを退職し、フリープロデューサーとして『犬夜叉』などを担当。

2003年にアニプレックスに統括チーフ・プロデューサーとして入社。デジタルハリウッド大学院大学教授、外務省文化交流課有識者会議委員、日本動画協会理事などを経験する。

2010年にA-1 Pictures代表取締役社長に就任し、再びアニメの制作業務に携わる。

2014年にアニプレックス代表取締役社長に就任。

2015年にソニー・ミュージックエンタテインメント コーポレートSVPに就任。同年に日本のアニメーション100周年プロジェクト「アニメNEXT_100」推進会議の座長に就任。

2016年にアニプレックス取締役会長を経て、ソニー・ミュージックエンタテインメント顧問(常勤)に就任。

2017年にアニプレックスを退職。同年に文化放送AG-ON Premiumで冠トーク番組「植田益朗のアニメ!マスマスホガラカ」が配信開始。

2018年に元バンダイビジュアル社長の渡辺繁と共に株式会社スカイフォールを設立、代表取締役に就任 。2019年に同社初企画として『∀ガンダム』以来親交のあるシド・ミードの34年ぶりの国内個展をプロデュースする。

2022年、アニメ業界の未来を考える会としてインボイス制度導入反対の主張を行った。

略歴

  • 1979年(昭和54年) - 日本サンライズ(現・バンダイナムコフィルムワークス サンライズブランド)入社。
  • 1995年(平成7年) - サンライズ常務取締役。
  • 2000年(平成12年) - サンライズ退職。
  • 2003年(平成15年)12月 - アニプレックス入社 統括チーフ・プロデューサー。
  • 2004年(平成16年)2月 - アニプレックス執行役員。
  • 2005年(平成17年)5月 - A-1 Pictures設立 非常勤取締役。
  • 2010年(平成22年)6月 - A-1 Pictures代表取締役執行役員社長。
  • 2013年(平成25年)6月 - 一般社団法人日本動画協会理事。
  • 2014年(平成26年)2月 - アニプレックス代表取締役執行役員社長。
  • 2015年(平成27年)4月 - A-1 Pictures非常勤取締役。
  • 2015年(平成27年)6月 - 番町製作所(現・Quatro A)非常勤取締役。
  • 2015年(平成27年)6月 - ソニー・ミュージックエンタテインメント コーポレートSVP ANXグループ担当。
  • 2016年(平成28年)4月 - アニプレックス取締役会長。
  • 2016年(平成28年)7月 - ソニー・ミュージックエンタテインメント顧問(常勤)。
  • 2017年(平成29年)6月 - アニプレックス退職。
  • 2018年(平成30年)3月 - スカイフォール設立 代表取締役(現任)。
  • 2018年(平成30年)6月 - インタラクティーヴィ放送番組審議会委員。

作品一覧

テレビアニメ

劇場アニメ

OVA

Webアニメ

テレビドラマ

出演

テレビ

ラジオ

関連項目

  • 諏訪道彦 - 読売テレビプロデューサー。「シティーハンター」「犬夜叉」「エンジェル・ハート」で組んでいる
  • 竹田青滋 - 毎日放送プロデューサー。「DARKER THAN BLACK」「黒執事」で組んでいる
  • 丸谷嘉彦 - 元毎日放送プロデューサー。「銀河漂流バイファム」で組んでいる
  • 南雅彦 - BONES代表取締役社長。サンライズ時代の部下。

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/30 15:50 UTC (変更履歴
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