オルネラ・ヴァノーニ : ウィキペディア(Wikipedia)
オルネラ・ヴァノーニ (Ornella Vanoni ,イタリア語の発音: [orˈnɛlla vaˈnoːni] ; 1934年9月22日 - )はイタリア王国ロンバルディア州のミラノ出身の歌手、女優。ミルバ、ミーナとともにイタリアン・ポップスを代表する女性歌手の一人である。スケールの大きな説得力ある歌唱で知られ、多くの歌のレパートリーを持つ。
略歴
ロンバルディア州ミラノの製薬企業を経営する富裕な一家に生まれ、ソルボンヌ大学、ケンブリッジ大学に留学。その後ミラノに戻り、1950年代後半から女優、歌手として活動。
音楽活動
1960年、著名な演出家ジョルジョ・ストレーレルの指導のもとに舞台女優として本格的にデビューした。
歌手としても1961年の「Cercami チェルカミ」や、ジーノ・パオーリの作曲による「Senza fine 恋に終わりなく」がヒットし、1964年には「Tu si na cosa grande 素敵なあなた」でナポリ音楽祭に優勝する。20代のほとんどは演劇と音楽の両方の活動を精力的に取り組んでいた。
またサンレモ音楽祭にも連続出場し、「Abbracciami forte 強く抱きしめて」(1965年)、「Io ti darò di più 生命をかけて」(1966年)、「La musica è finita 音楽は終わったのに」(1967年)、「Casa bianca カーザ・ビアンカ」(1968年)、「Eternità 永遠」(1970年)でそれぞれ入賞している。
歌手としてのキャリア以外にも、舞台やテレビ番組、映画への出演、Playboyのイタリア語版でヌードを披露するなど、他の芸術分野への活動も積極的であった。
近年では、1970年に彼女の最大のヒットとなった「L'Appuntamento 逢いびき」は2004年の映画「オーシャンズ12」に使用され、また日本ではBS日本の番組「小さな村の物語イタリア」のオープン・エンドテーマとして親しまれている。
主な楽曲
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/10/12 03:22 UTC (変更履歴)
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