ヴワディスワフ・レイモント : ウィキペディア(Wikipedia)
ヴワディスワフ・スタニスワフ・レイモント(Władysław Stanisław Reymont、1867年5月7日 - 1925年12月5日)はポーランドの小説家。1924年度ノーベル文学賞受賞。
人物
ポーランドのコビェレ・ヴィェルキェの農村でオルガン弾きの息子として生まれた。幼少より演劇に熱中し、定職につくことなくポーランド中を放浪した。1895年に発表したルポタージュ『ヤスナ・グラへの巡礼』で自身の持つ文学的才能を評価され、小説家としての地位を確立する。
四季折々のポーランド農民の生活をつぶさに描いた作品『農民』で国内だけでなく国際的な評価も得て、1924年、ノーベル文学賞を受賞した。
現在、ポーランドのウッチには、彼にちなんだ「ウッチ・ヴワディスワフ・レイモント空港」という名の空港がある。
主な作品
- 『出会い』(1879年)
- 『ヤスナ・グラへの巡礼』(1895年)
- 『喜劇女優』(1896年)
- 『酵母』(1897年)
- 『約束の地』(1899年)
- 『農民』(1902年-1909年)
- (1925年-1926年)
- 歴史三部作(1913年 - 1918年)
- 『ポーランド士族共和国の最後の議会』
- 『ニル・デスペランドゥム』
- 『蜂起』
- デジタル版(国立国会図書館/図書館送信参加館内公開) - 第11巻掲載の一覧
- 「レイモント」馬場清彦 [筆] p.1
- 「祖國に急ぐ」三宅史平 [訳] p.3
- 「最後のひとり」―――― [訳] p.31
- 「奈落の底」―――― [訳] p.51
- 「秋の夜」―――― [訳] p.67
- 「阿片窟」馬場清彦 [訳] p.85
- - 初版は今日の問題社刊(1941年)。本の友社版復刻『ノーベル賞文学叢書』11巻掲載のレイモント作品一覧。
- 「祖国に告ぐ」三宅史平 [訳]
- 「最後のひとり」―――― [訳]
- 「奈落の底」―――― [訳]
- 「秋の夜」―――― [訳]
- 「阿片窟」馬場清彦 [訳]
- 国立国会図書館内/図書館送信 -
- 丸山義二『読書案内・戦没農民兵士の手紙とレイモントの農民」のデジタル版は国立国会図書館限定で閲覧可能。
- 「正義」(米川和夫 [訳])、「秋の一夜」(―――― [訳])、「人と作品」(ヨセプトリプッコ [著] 大久保和郎 [訳])、「著作目録」(米川 [編])。
関連項目
- ノーベル文学賞
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/05/06 16:52 UTC (変更履歴)
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