「映画は観るだけじゃない。育てる時代へ!」 “ジーンシアタースタジアム”の第2回がキネカ大森で12月実施
2025年11月27日 09:00
(C)ジーンシアター「観客参加型」「推しの発掘」「短編映画」という3つのキーワードを掲げ、定期的に短編映画を配給する新プロジェクト「ジーンシアタースタジアム」の第2回が、キネカ大森で12月12日より実施される。
「ジーンシアタースタジアム」は、インディーズ短編映画3作品をひとつのプログラムとして編成し、キネカ大森シアター3(39席)で1週間の興行を実施。観客動員数や作品評価に応じて、より多くの座席数を有するキネカ大森シアター2(68席)での上映へとステップアップしていく仕組みとなっている。
この新プロジェクトは、日本の短編映画専門サブスクリプションサービス「GeneTheater(ジーンシアター)」(https://genetheater.jp/)、ミニシアター・インディーズ映画情報サイト「日本映画オンライン」(https://media.genetheater.jp/)の運営に加え、映画館への配給事業を展開しているジーンハート社(代表:井村哲郎)によるもので、今年9月に新たな取り組みとして「ジーンシアタースタジアム」を立ち上げた。上映作品は、未配信の最新作やインディ短編映画の名作を中心にラインナップ。この取り組みは、同社が掲げる「短編映画を身近な娯楽に」「映像クリエーターを応援する」を力強く推進するもの。第1回は10月17日~23日に実施された。

第2回の上映作品は、マシュー・チョジックが脚本・監督・編集を手掛けた「トシエ・ザ・ニヒリスト」、乙木勇人が脚本・監督・撮影・編集を手掛けた「ゆいとゆいと」、小川深彩が脚本・監督・編集を手掛けた「二階のあの子」の3本。
「ジーンシアタースタジアム」は、観客が積極的に参加できる“観客参加型”の映画興行だ。初日から3日間は日替わりで監督や出演者が登壇し、上映後にトークショーを実施。観客からの質問も受け付けることで、監督の創作への情熱や想い、出演者の演技へのこだわりを間近で感じることができる。さらに、作品鑑賞後には観客自身が評価を入力。その評価結果によっては、対象作品がより大きなスクリーンで上映される。観客の声が作品や監督、出演者を次のステージへと押し上げるという、まさに“映画を育てる”仕組み。緊張の瞬間を一緒に分かち合うことができる。

インディ短編映画の監督や出演者は、数年後に大きく飛躍する可能性を秘めている。実際に2025年だけでも、GeneTheater(ジーンシアター)で作品を配信している監督が、自身の長編作品を映画館で上映する事例が続々と生まれているのだ。俳優についても、テレビドラマや商業映画への出演が始まっており、数年後にはメジャーシーンで活躍しているかもしれない。ジーンシアタースタジアムでは、そんな才能をいち早く見つけて応援する「推し活」を推奨している。
近年、短編映画が劇場で上映される機会は徐々に増えつつあるが、依然としてその数はごく一部に限られている。ジーンシアタースタジアムでは、より多くの短編映画を“映画館という極上の空間”で鑑賞できることが大きな特徴。これは「日本の短編映画」を専門に配信してきた同社だからこその取り組みであり、短編映画文化の裾野をさらに広げる挑戦となる。

なお、ジーンシアターアンバサダーには俳優で映画プロデューサーでもある下京慶子が就任している。ジーンハートの井村哲郎代表は、今年11月7日~9日に開催された第19回田辺・弁慶映画祭に配給オブザーバーとして参加した。入選作品、各賞受賞作品のその後の劇場公開・配給などをサポートする予定。また今後、テアトルシネマグループのキネカ大森でのジーンシアタースタジアムが軌道に乗れば、他の映画館へも展開していく予定としている。
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