渡辺大知主演、人形浄瑠璃文楽の国宝・桐竹勘十郎が映画初出演 中尾広道監督「道行き」2月13日公開
2025年11月13日 12:00

渡辺大知主演、人形浄瑠璃文楽の人形遣いで重要無形文化財保持者(人間国宝)の桐竹勘十郎が共演し、今年7月にニューヨークで行われたJAPAN CUTSにて、最優秀作品にあたる「大林賞」を受賞した中尾広道監督の「道行き」が、2026年2月13日公開される。
「おばけ」でPFFアワード2019グランプリを受賞した中尾監督が、第28回PFFプロデュース作品(旧称:PFFスカラシップ)として手掛けた本作は、奈良の御所市を舞台に心の奥に眠る大切な風景を思い出させる、モノクロームでつづられる豊かな時間を探す旅の物語。
大阪から奈良に移住し、購入した古民家の改修工事を進める青年・駒井(渡辺大知)はたびたび様子を見に来る元所有者の老人・梅本(桐竹勘十郎)が語る昔の町や家に流れてきた時間の話に魅せられる。語らい合うふたりの中で旅の景色はゆっくりと広がっていく――。
公開された特報映像は、物語の中心人物を演じる渡辺大知、桐竹勘十郎、両人の姿をあえて多く登場させず、劇中で流れる、ハワイアン音楽の第一人者バッキー・白片の楽団「バッキー・白片とアロハ・ハワイアンズ」が奏でる優しい音色のなか、ゆっくりと列車が進行していく様子が映し出される。中尾監督は、観客に「1本の映画を見た」というよりは「1本の列車に乗り合わせた」という感覚になって欲しい、と語っており、中尾監督が制作したこの特報にもその想いが込められている。
2月13日から、ヒューマントラストシネマ有楽町、テアトル新宿、シネ・リーブル神戸、テアトル梅田、ナゴヤキネマ・ノイにて順次公開。
参加させていただいた映画「道行き」の公開が決定いたしました。
時間と場所について描かれた映画です。
自分は移住者の役として、この映画に流れている時間を旅していました。
この映画だけが持っている時間の味わいをゆっくり噛み締めながら、
皆さんの生まれた場所や育った場所、今住んでいる場所について想いをめぐらせていただけたら嬉しいです。
此の度人生初の映画出演をさせて頂きました。私は人形を遣うのが仕事ですので、「人形遣い」として舞台は勿論、テレビや映画には出た事はありますが、「俳優」として出演する事は全く初めてです。
出演依頼が来た時は、「私が?何で?」と信じられませんでした。頭の中で自分が人形を持たずに演じる姿が想像出来ず、お受けするつもりは無かったのですが、色々と考えているうちに、60年近く人形と共に演じて来た自分から人形を取ったら、表現者として何が出来るのか…との思いに往きあたり、これも勉強のひとつとの考えから出演を決めました。実際に撮影が始まると馴れない事ばかり、ドキドキの連続でした。セリフを覚えるのに精一杯で、とても演技どころではありませんでした。主演の渡辺大知さんにはずい分ご迷惑を掛けたと思いますが、中尾監督始め、各スタッフの方々に助けて頂き、何とか全場面を撮り終えました。今回この「道行き」という作品を通じて、映画作りの面白さ、俳優という仕事の大変を体験出来た事は私にとってとても貴重な良い勉強となりました。
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