グレン・パウエル、スティーブン・キングの"面接"を経て「ランニング・マン」主演に決定
2025年10月21日 11:00
Photo by Alberto E. Rodriguez/Getty Images for CinemaCon「トップガン マーヴェリック」を経て、「ツイスターズ」で一躍ハリウッドのトップ俳優となったグレン・パウエル。数々の大作で主演を務めるが、エドガー・ライト監督の最新作「ランニング・マン」では、役を獲得するまでには原作者スティーブン・キングの承認という、通常とは異なるプロセスを経る必要があったという。
ニューヨーク・コミコンのパネルに登壇したパウエルは、この緊張のエピソードを明かした。
「エドガーが僕にこの映画のオファーをくれて、僕は『イエス』と答えたんだ。『やろう』ってね。でもその夜遅くに、エドガーが『ところで、君はスティーブン・キングの承認を得なきゃいけない。彼が今夜『ヒットマン』を観るから』って言ったんだ」
パウエルは続けて、「それで僕は一晩中、スティーブン・キングが『ヒットマン』を観終わるのを待って、翌朝まだ自分に役があることを願うしかなかった。最悪だったよ」と当時の心境を振り返った。幸いにも、キングは「ヒットマン」を「気に入った」とパウエルは語り、こうして彼は主人公ベン・リチャーズ役を手にした。
「ランニング・マン」は、キングがリチャード・バックマン名義で1982年に発表したディストピア・スリラー小説が原作。近未来を舞台に、病気の娘の医療費を稼ぐため命懸けのリアリティ番組に挑む労働者階級の父親ベン・リチャーズを描く。番組では、参加者が1カ月間プロの殺し屋たちから逃げ延びなければならない。
実は、ライト監督も同様の緊張を味わっていた。マイケル・バカルと共同執筆した脚本の初稿をキングに送った際のことを、監督はこう振り返る。「スティーブン・キングは史上最も有名な英語教師のような存在だからね。彼に宿題を提出しなければならないなんて、本当に神経をすり減らしたよ。でも彼は脚本を気に入ってくれたから、素晴らしかったね」
ライト監督は、本作が原作小説だけでなく、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で1987年に公開された映画版「バトルランナー」にも「オマージュを捧げる」としながらも、「前作よりも原作に忠実」だと強調した。
「ランニング・マン」は、キングがリチャード・バックマン名義で1982年に発表したディストピア・スリラー小説が原作。共演にはジョシュ・ブローリン、コールマン・ドミンゴらが名を連ねる。アメリカでは11月14日公開。日本では2026年1月30日に公開される。
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