藤本タツキの短編をアニメ化した「藤本タツキ17-26」8作品の個別ビジュアルが一挙公開
2025年10月19日 08:00

「チェンソーマン」「ルックバック」で知られる漫画家・藤本タツキ氏が17歳から26歳までに描いた短編8作品をアニメ化する「藤本タツキ17-26」の8作品分のビジュアルが、一挙公開された。さらに、同作の公開と配信を記念して、各作品の監督がコメントを寄せている。
同作は、藤本氏が17歳から26歳の間に描いた読み切り作品をまとめた「藤本タツキ短編集 17-21」「藤本タツキ短編集 22-26」に収録された8作品を一挙にアニメ化したもの。「ブルーロック」の渡邉徹明、映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の武内宣之、「魔法使いの嫁 SEASON2」の寺澤和晃ら7人が監督を務め、ZEXCS、ラパントラック、GRAPH77、100studio、スタジオカフカ、P.A.WORKSの6つのスタジオが制作を担当。小野賢章、堀江瞬、花澤香菜、杉田智和らが出演する。
作品ラインナップは、「庭には二羽ニワトリがいた。」「佐々木くんが銃弾止めた」「恋は盲目」「シカク」「人魚ラプソディ」「目が覚めたら女の子になっていた病」「予言のナユタ」「妹の姉」の8作品。各作品の個別ビジュアルは、それぞれのキャラクターデザインを担当したスタッフ陣が新たに描き下ろした。
11月8日よりPrime Videoで世界独占配信され、配信に先がけて10月17日から国内主要都市の劇場で「Part-1」「Part-2」の2部構成で2週間限定上映される(「Part-1」「Part-2」それぞれに鑑賞料金がかかる)。
監督7人のコメントは以下の通り。
藤本タツキ先生のデビュー作ですが、後の作品に繋がるようなエッセンスが各所に感じられます。初期衝動が炸裂しているので、その濃度を薄めないことに注力しました。結果的に、スタッフの皆さんの素晴らしい仕事ぶりによってそれは実現できたと思います!作画、色彩、背景、撮影、音響、編集、すべてのセクションで、いかにその衝動を映像作品として表現できるか尽力していただきました。物語としては、ユウトとアミの関係性はもちろん、陽平と萌美の淡い恋模様の行く末にも注目してお楽しみください!
本作では、原作が持つ魅力的な登場人物のパッションをアニメーションでどう膨らませるか、さまざまな工夫をしました。感情がぶつかる場面では、舞台俳優の方々に原作を読み込んでもらい、実写で芝居を一度撮影。その映像を下敷きに、作画・演出チェック、作画監督の監修を経て、タイミングやポーズ、表情をアニメーション芝居として最適化し、映像に落とし込みました。さらに、色彩・美術・撮影・CG・音響・音楽まで各セクションで独自の魅力を追求し、作品を完成させました。
卒業したら海外の大学に行くという人望のない生徒会長の青年が、後輩に告白をする一大事感!キャラクター達の立ったままでほとんど移動のない会話劇なのですが、作品全体を覆うスピード感!描かれた絵から受けたピュアな熱量感!クールに徹底された構成感!! はじめてこの作品を読ませていただいた時に感じたそんなイメージを、ストレートに演出したつもりです。視聴してくださる皆様、アニメの伊吹とユリのそんな姿に注目して観て頂けると嬉しいかぎりです。
『シカク』を初めて読んだときに、バイオレンスでダークでカオスなのに、この二人なんかかわいいな…と感じ、皆さんにもその感覚を味わってもらいたく映像に出力したつもりです。シカクはどんなことをして今まで生きてきたのだろう。どんなものが好きなんだろう。そう考えていくと、殺し屋という部分以外は案外普通の女子なんですよね。普通のマンションで、普通の女子の部屋なんだけど、その辺に銃が散らかってるみたいな…そんな感じでシカクとかユゲルの住んでる場所とかは、いろいろとこだわりの詰まった空間になりました。あと原作の最後に書いてありましたけど藤本タツキ先生は39度の熱があるときにこれを描いたらしいです。鬼才ですよね。皆さんもあまり深いことは考えず、感じるがままに見てください。
コンピレーション形式での短編ということで、映像表現の幅を広げて画面作りにとりくみました。小物や背景の描写も色々と遊びが散りばめられていますので、よかったら色々見つけてもらえたら嬉しいです。また、先生が当時描かれていた時期から、作品内での時代設定も平成にしてみました。個人的に、藤本先生の作品と平成J-POPの相性が最高だと思っていたので、そちらも楽しんでいただけたら幸いです。
とある人に渡邉徹明は個性的なアニメを作れないと言われて、なにくそと作った作品です。僕もナユタは好きなキャラクターです。(ケンジくんも好きやで)血・飛・沫。切断眼球ゥ~。
今回、作品内で使うクロッキーを描くにあたって、高校時代に使っていたデッサン道具を引っ張り出してきました。蓋を開けた瞬間に漂ってきた鉛筆や練りゴムの匂いは、当時のままで――。焦りや楽しさ、悔しさといった、あの頃の純粋な感情が一気に蘇ってきました。『妹の姉』という作品は、そんな誰にでもある懐かしい気持ちを思い出させてくれる、そんな力のある作品になっていると思います。今回の企画で公開される8作品のうち、最後の1作となりますが、ぜひ最後までご覧いただけたら嬉しいです。
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