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衝撃作「火の華」千原ジュニアらの“心”に深く突き刺さる「美しく素晴らしい映画」「私たちにはこの映画が必要だ」

2025年10月15日 10:00

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10月31日公開
10月31日公開
(C)animoproduce Inc. All Rights Reserved.

自衛隊日報問題を着想に、南スーダンで“戦闘”に巻き込まれた元自衛官の壮絶な体験とその後の宿命を描いた映画「火の華」(10月31日公開)に関する著名人7名からの絶賛コメント第2弾とともに、コメント予告編が披露された。

実際に報道された自衛隊日報問題から着想を得た本作は、元自衛官の壮絶な体験とその後の宿命を克明に描いた完全オリジナルストーリー。監督は、長編編デビュー作「JOINT」で新藤兼人賞銀賞に輝いた小島央大。長編編2作目となる本作では、企画・脚本・編集・音楽までを手がけている。主人公の島田には、「JOINT」でも主演を務め、本作では共同企画・脚本にも名を連ねる山本一賢。脇を固めるのは、柳ゆり菜松角洋平、ダンカン、伊武雅刀ら実力派俳優たち。主題歌は、大貫妙子&坂本龍一の「Flower」となっている。

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2016年、PKO(国連平和維持活動)のため南スーダンに派遣された自衛官の島田東介。ある日、部隊が現地傭兵との銃撃戦に巻き込まれる。この前代未聞の“戦闘”は、政府によって隠蔽されてしまう。それから2年後、新潟。悪夢に悩まされる島田は、危険な武器ビジネスに加わりながら、工場の仕事に就く。仲間に支えられ、花火師の道に一筋の光を見出した矢先、島田に過去の闇が迫る。

コメント予告編は、「あなたはついに『火の華』を目撃する」というモノローグからスタート。主人公の島田東介が、自衛官時代に巻き込まれた南スーダンの現地傭兵との銃撃戦、花火で使われる火薬を銃の密造に使おうと企む男との不穏なやりとり、そして美しいはずの花火がPTSD発症のトリガーとなる花火大会など骨太なシーンが連発。怒涛の展開で「魂の傑作」「リアルな“戦場”映画だ」「必見」など、熱を帯びた著名人の言葉が次々とたたみかけられる。

画像3(C)animoproduce Inc. All Rights Reserved.

これまで、俳優の岡山天音藤原季節、映画監督の瀬々敬久、戦史・紛争史研究家の山崎雅弘氏や元幹部自衛官の小山修一氏、映画文筆家の児玉美月氏、ライターのISO氏ら各界の著名人が絶賛してきた「火の華」。劇場公開まで1カ月を切り、新たに届いた著名人からのコメントも“熱”を帯びている。絶賛コメント第2弾は、以下の通り。

【小川和久(軍事アナリスト)】
PKOなど平和構築では、投入される軍事組織を「ウインドブレーク(防風林)」と呼ぶ。飛んでくる砂粒を防がなければ、農作物は育たないからだ。これは暴力の連鎖を断ち切る営みでもある。しかし相手は武装している。最小限の武装でも発砲すれば死傷者が出る。平和を勝ち取るには暴力しかないのか。派遣された自衛官の心は揺れ、引き裂かれていく。
奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティー)】
私たちはすぐに忘れてしまう。抱えたトラウマは完全に消えないこと。一度兵器に頼れば簡単に後戻りができないこと。自分たちの弱さを借りものの強さで補っても、解決には至らないこと。この命を軽く扱われることに慣らされ、痛みを麻痺させながら生きている私たちにはこの映画が必要だ。ここで得た感情を私はきっと忘れない。
品川ヒロシ(映画監督)】
オリジナルストーリーでありながらも心に刺さるメッセージ性とリアリティさがあった。 ただのエンタメではなく考えさせられる作品。花火の美しさが深い意味を持っているように思えた。
千原ジュニア(芸人)】
強くて繊細でリアルな物語の中で打ち上げられる数々の花火が様々なモノに見えてくる、血飛沫に、兵士に、群衆に、笑顔に、太陽に、涙に、銃弾に、心臓に。美しく素晴らしい映画を観た。
画像4(C)animoproduce Inc. All Rights Reserved.
暉峻創三(映画評論家/大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクター)】
長編監督デビュー作『JOINT』で、犯罪ものというジャンル映画の定型を越え、堪らないリアリティで人の生き様の深奥に迫った小島央大。その第2作『火の華』は、彼の特質をさらに美的に昇華させ、スケールアップしたものとなった。簡単には決着の付けられない人間の心を、ここまで緻密に、衝撃的に描き出せる作家は、そうそういない。
【福間詳(医学博士/元自衛隊精神科医官)】
この作品は、南スーダンでのPKO派遣中に負った心の傷を抱える主人公・東介が、戦場の記憶やトラウマ(PTSD)に苦しみながらも人生再出発の道を模索する物語といえる。戦争の非情さ、倫理的葛藤、そしてPTSDを患った者の社会復帰の難しさを描きつつ、過去の傷が少しずつ癒えることで平和の象徴としての花火という刹那の喜びを通じて、人にとっての幸福とは何かを考えさせるとともに将来への希望を提示しているといえる。
松崎健夫(映画評論家)】
平和を維持する国家の“建前”と、平穏な生活を願う個人の“体裁”とが衝突。人を殺める銃弾の閃光と、慰霊と鎮魂を象徴する天空の“火の華”との対比が、異なる“正義”の在処と歪みを表出させる。暴力にも平和にもなりうる“火”をモチーフに、小島央大監督は社会派エンタメとして国際平和の暗部をも描き出した!

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