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諏訪部順一「トロン:アレス」日本版声優としてのこだわり デジタルから“現実”に持ってきたいものも明かす

2025年10月9日 13:00

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「トロン:アレス」10月10日に日米同時公開
「トロン:アレス」10月10日に日米同時公開
(C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

世界で初めて長編映画としてCGを本格導入した映画「トロン」シリーズの最新作「トロン:アレス」が、10月10日に日米同時公開を迎える。“現実世界”の人間がデジタル世界へと足を踏み入れてきた「トロン」シリーズ。新作では、デジタル世界の“超高度AIプログラム”が現実世界へと襲来するさまを描き出す。

物語の中心となるのは、現実世界でAIプログラムの実体化が成功し、開発された人型AIアレス(演:ジャレッド・レト)。圧倒的な力とスピード、優れた知能を持ち、倒れても何度でも再生可能――まさに最強のAI兵士だ。

映画.comでは、日本版声優としてアレスの“声”を務めた諏訪部順一にインタビューを実施。吹替でのこだわりや、同作の魅力について語ってもらった。


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【「トロン:アレス」概要・あらすじ】
1982年に公開された第1作「トロン」では、天才プログラマーのケヴィン・フリンがデジタル世界に送り込まれ、命を懸けたゲームに挑む姿を描き、その画期的な設定と映像技術で話題を呼んだ。28年後の2010年には続編の「トロン:レガシー」が公開され、当時最先端の映像とダフト・パンクが手がけた音楽でも注目を集めた。そして本作「トロン:アレス」では、これまでの「現実世界の人間がデジタル世界へ足を踏み入れる」構図が逆転。デジタル世界から現実世界へと現れた超高度AIプログラムのアレスが、現実世界と人類を脅かす存在として描かれる。

画像3(C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
――1982年公開「トロン」は“小学生だった自分に衝撃を与えた作品”とコメントされています。どのような点に心惹かれたのでしょうか?
小さい頃から、いわゆる「ハイテク」なものに興味がありまして。当時の最先端技術であるコンピュータグラフィックスを駆使した「トロン」の映像は、私の目に「とんでもなくクールなもの」として映りました。擬人化されたプログラムたちが、コンピュータの中で社会を構築しているという設定も斬新でしたね。
――今回の役どころは、AI兵士・アレスです。徐々に現実世界で“人間”を知っておくことで“変化”が生じてくるキャラクターであり、その過程が本作の見どころともなっています。吹替にあたり、こだわったポイント、訳を表現する上で欠かせないと感じた要素がありましたら教えてください。
アレスは人間ではなくプログラム。日本版における演出は、その点に非常に重きが置かれていました。人間的な生っぽさを出さないように、シチュエーションやセリフの流れに乗って感情表現をアウトプットしないように、と。ディレクションに沿って、全編粛々と努めた次第です。
画像4(C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
――「AIは日常的に利用している」とコメントされていますが、現在の「誰でもAIを活用できる世界(=現実)」をどのような視点でとらえていますか?現実に感じたAIの「頼もしさ(ポジティブな面)」「恐ろしさ(ネガティブな面)」を教えてください。
私個人も「モノづくり」をする過程の中でAIを活用することはありますが、AIに任せたものを最終形にすることはありません。「こうしたらどうなる?」といった試作で使う感じです。便利ではありますが、ファクトチェックは不可欠ですし、権利侵害をしてしまう可能性も多分にあります。多くの人の働く場を奪い、想像力や創造力を減退させるといった弊害も。今後、格差や分断を深刻なレベルで広げていくかもしれませんね。
――「トロン:アレス」は、とにかくアクション描写が最高でした。諏訪部さんのお気に入りのアクション描写を教えてください。
予告編に登場する映像だけでもシビレますね。ライトサイクルが現実世界を駆け抜けるシーンは特にたまりません。デジタルの権化みたいな作品ですが、シリーズを重ねるごと、バトルシーンにおけるアナログ的な「格闘アクション」のレベルも上がっているのが面白いです。
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――「トロン:アレス」は、SF要素だけではなく「ドラマ(=ストーリー)」部分も魅力的な要素ばかりです。不死身のAIに芽生えた葛藤や疑念、イヴ・キムの妹に対する思いなど、諏訪部さんが本作のストーリー部分でグッときたポイントはどこになりますか?
個人的な感想はすべてネタバレに通じてしまうので仔細は控えさせていただければと思います。私はやはり、アレスを通して物語に触れていますので、現実世界にやってきた彼が、自らの「気づき」を確信にするべく行動するところに面白さを感じました。彼は旧来のプログラムではなく、自立型のAIなんだなぁと。
――「トロン」「トロン:レガシー」と異なり、本作はデジタルの存在が「現実」に顕現するという面白みがあります。もし「デジタル世界」のものを、現実に持ってこられるとしたら、何を持ってきたいですか?その反対に、諏訪部さんがデジタル世界に行けることになったら、どの「デジタル世界」に飛び込んでみたいですか?
ライトサイクルを運転してみたいので、1台用立てていただけるとうれしいですね。ですが、それに乗って命がけのゲームに挑戦というのはご勘弁いただきたいです。あくまでも安全に走るだけで(笑)。自分からデジタル世界に行きたいとは思いませんね。異世界転生なども作品として関わる範囲で十分。私は現実世界だけで満足です。
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