「ワン・バトル・アフター・アナザー」に絶賛の声 フランシス・フォード・コッポラ監督「2度観たい作品だ」
2025年10月6日 22:00

3大映画祭で監督賞を制覇したポール・トーマス・アンダーソンが監督を務める「ワン・バトル・アフター・アナザー」が公開され、著名人のコメントの数々が到着した。すでに3回鑑賞しているというスティーブン・スピルバーグ監督をはじめ、アメリカ映画界の巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督も「2度観たい作品だ。まるでキューブリックの映画のように、もう一度観たいと思った」と絶賛している。
冴えない元革命家・ボブ(ディカプリオ)が、何者かにひとり娘を狙われたことから次々と現れる刺客たちとの戦いを強いられ、逃げる者と追う者が入り乱れる追走劇を展開する。9月26日に全米&全世界74の国と地域で公開されると全米No.1スタートを切り、2週目も好調をキープ。全世界興行収入1億ドルを突破し、公開10日間でアンダーソン監督作品として史上最大の興行収入を記録した。
日本でも10月3日から全国352劇場、436スクリーンにて全国公開され、10月3日~5日で興行収入約1.31億円、動員約8.38万人を記録。映像にこだわるアンダーソン監督がビスタビジョンで撮影しており、IMAX史上初となる全編を1.43:1の拡張アスペクト比で上映。IMAXをはじめDolby Cinemaなどのラージフォーマット上映は売り切れる劇場が続出している。

コメントは以下の通り。
2度観たい作品だ。まるでキューブリックの映画のように、もう一度観たいと思った。現代アメリカのリアルを舞台にしたアクション物語であり、現実を背景にしたフィクションのスリラーである点が素晴らしい。そしてやがて、父と唯一の娘のラブストーリーとして展開していく…私にとって非常に感動的な作品だった。
100年以上の歴史を重ねても、まだまだやれることがいっぱいあるんだ。
うれしい気持ちでいっぱいになる。
こういう映画と出会えるから私は映画をやめられない。
とにかく、はやく、みて!"
飽くなきエゴと不自由への抵抗を描いてきたPTAの新作が、オーセンティックな痛快ハリウッド映画でありながら特有のシニカルな視点に満ちた、見事な領域の映画へと昇華したことに驚いている。やっぱり私は彼を信頼せざるを得ない。そして本作に関わったキャストやスタッフも同じ思いに違いない。
これほどまで一瞬も目が離せない映画は久しぶりだ。
映画史の獣道を開拓し続けてきた孤高の天才PTAの最高傑作がまさかのビスタビジョンによるカーアクションになることを誰が想像しただろうか。20年の構想と「ブギーナイツ」の因縁を経てのディカプリオとのタッグ。そこにPTA自身の人生経験が結実した先に待っていたのは、すべての観客の心を揺さぶる未体験の家族ドラマだ。劇場でしか味わえない体験型映画の最先端はPTAが生み出してしまった。
ポール・トーマス・アンダーソンが、”今”を見事に撃ち抜いた必見の痛快作!
大作であり、普遍的な親子の物語でもある。オスカー俳優を集合させたエンタメ色の強さだけではなく、周到に考え尽くされた脚本で、強烈に“アメリカと世界の今”を感じさせる濃厚な作品に仕上げている。見事の一言!
逃亡疲れで記憶も体力も鈍りきった元革命家のパパが
一人娘を救うため現役バリバリの宿敵を追う側に回る!
武器は愛だけ、計画はゼロ――だがこの熱は奪えない。
洋画はまだまだ面白い。我々に炎を灯す革命的傑作だ。
日本の観客からも「ディカプリオの表情のすごさ(特に目!)とかショーン・ペンの歩き方とか姿勢とか本当感心」「主役級が、揃いも揃ってクセの強い役を快演」「ペンの役者魂!圧巻です」など役者陣の演技に魅了された声や、「現代の様々な問題に触れつつ、大きなテーマとしての家族愛も描き切り、【完璧】な映画体験だった」「心の底から映画って面白い!と思える今年最高峰の娯楽大作」と、アンダーソン監督の手腕を称える感想が上がっている。
あわせて、本編映像「思い出せない編」が披露された。ディカプリオ演じるテンパる革命ボブの姿が笑いを誘うシーンを収めている。
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