「氷の城壁」26年4月放送開始 メインキャストに永瀬アンナ、和泉風花、千葉翔也、猪股慧士 PVとメインビジュアルも公開
2025年10月5日 17:00

阿賀沢紅茶氏の青春恋愛漫画をテレビアニメ化する「氷の城壁」の放送が、2026年4月からTBSほかでスタートすることが決定し、氷川小雪(ひかわ・こゆき)役を永瀬アンナ、安曇美姫(あずみ・みき)役を和泉風花、雨宮湊(あまみや・みなと)役を千葉翔也、日野陽太(ひの・ようた)役を猪股慧士が務めることが明らかになった。メインスタッフやティザーPV、メインビジュアルも公開されている。


2017~22年にウェブ漫画サイト「LINEマンガ」ほかで連載された原作は、同サイトでの累計閲覧数が1.6億回(25年8月末時点)、単行本(集英社刊)の累計発行部数が194万部(電子版含む、2025年8月末時点)を突破した人気作。人付き合いが苦手な小雪、その幼なじみで学校のアイドルの美姫、誰とでもすぐに打ち解ける湊、優しく穏やかなバスケ部員の陽太、4人の少年少女が繰り広げる青春ストーリーを描く。


監督には「ミギとダリ」のまんきゅうを迎え、シリーズ構成を「かぐや様は告らせたい」シリーズの中西やすひろ、キャラクターデザインを「文豪ストレイドッグス」シリーズ(作画監督)の荻野美希が務める。アニメーション制作は「太陽よりも眩しい星」のスタジオKAIが担う。

ティザーPVは、感情をあまり表に出さず必要以上に人と関わらないため、周囲からは「女王」と呼ばれている小雪の登場シーンからスタート。美姫、湊、陽太によって「合わない人と関わるぐらいなら……ひとりになりたいけど」と口にしていた小雪が変わりはじめていく様子が収録されている。メインビジュアルには、小雪を中心としてメインキャラクターたちの姿が描かれている。
キャスト陣、まんきゅう監督からのコメント全文は以下の通り。

魅力と言っていいのか、少し違うかもしれませんが、登場人物に自分を重ねて涙がこぼれたのはこの作品が初めてでした。
若者の悩みや葛藤、楽しさや苦しさが繊細に描かれているんです。
中高生の頃に私が感じていた違和感やモヤモヤを言葉にしてくれた気がして、人物の感情や考え方に強く共感しました。
人物同士の不器用なやり取りや、チグハグな距離感の中で、それでも一歩ずつお互いに近づこうとし、つながろうとする主人公たちの姿に胸を打たれました。
静けさのなかにこそ、彼女の内に秘めた豊かな感情が垣間見えるように演じました。
小雪は「冷たい」「無関心」と誤解されがちですが、実は人一倍繊細で、感受性にあふれた人物です。
人の心の機微に敏感だからこそ、自分の言葉が誰かに与える影響や、その責任の重さに気づいてしまう。
そして人との関わりに臆病になってしまう。
そんな小雪の内面の揺らぎや葛藤を、ていねいにすくい取りながら演じさせていただきました。

登場人物全員好きになれるとか、なんだか全体的にオシャレとか、挙げたらキリがないくらい魅力の多い作品ですが……! 私は特に「共感できる部分が多い」のが魅力的だと思います。
他者への感情の生まれ方とか、好きになり方、自分との向き合い方、どれも私のなかに心当たりがあるようなリアルな質感で描かれていて。
だからこそ登場人物たちの境遇を応援したくなるし、人ってひとつの要素だけで構成されているわけじゃないよな……だからどのキャラも好きになれるんだな……と原作を読みながら感じておりました。
あっけらかんと明るく! というのが大前提で、あまり深く考えすぎずに、演じるというより「みんなとしゃべる」というのをいつも以上に意識している気がします。
ただ、一度考え始めてしまうと思考に振り回されるような、まとまらなくて表にドカーンとあふれてしまうんですよね……とにかく飾らずに、ありのままそこに在れるように務めております!
美姫は私と真逆で本当に「陽」の思考なので、現場で明るいキャストさんとの会話からヒントをいただいたりなどもしました!

人間ってそうなんだよなと共感してしまう感情の動きを繊細に拾っている作品。それでいて全体的に明るい空気が漂っているのが不思議なバランスで、ずっとページをめくっていたい世界観が素敵です。
ドラマを作るためにキャラクター像を無理に立てようとしないので自然な雰囲気。どの人物にも波があり、予想外の動きをするんだけど、全てにちゃんと軸がある印象です。
彼らが幸せに少しでも近づく瞬間があると、胸が熱くなる事間違いなしの作品だと思います。
役作り的に着地点が大事な人物だと思いました。連載が完結していることもあり、最後まで読ませていただいて臨んでいます。読んだ時の僕自身の感情の動きを忘れないように、高校生の時間の経過速度を体に入れて臨んでいます。
湊像は他者から見た時と本人の自覚と、無自覚でそれぞれ随分乖離しています。僕が読んだ時に感じた客観的な見え方は忘れず、彼目線での気持ちを大切にすることを常に精査しています。
声でひとつの答えを提示するのがはばかられるほど、僕も湊が大好きですし、正直共感できる部分が多すぎるがゆえに、とても慎重に演じています。
大人から見た高校生という枠に無理やり押し込めることはたやすいので、そうならないように、本人の真剣さをくみ取りながら頑張りたいです。

登場人物たちの思考、友情や恋愛、自意識に葛藤と10代の頃に通った、通っていなくてもきっと共感できる青春時代の感情全てが詰まっていて、まるで自分のことのように感じるていねいで繊細な心理描写が本作の魅力だと思います。一気読みしてしまうほど、話がわかってても何度でも読みたくなる作品です。
陽太は背の高さのインパクトが最初は強いんですが、性格は穏やかで優しい癒しキャラ。天然でもあります。誰とでも無理のない距離感で接して、安心できる存在といったキャラクターです。
そんな陽太も内面には悩みや葛藤が隠れています。作品が高校生のリアルな恋愛青春ドラマなので、人間味ある彼の魅力をなど身大として演じられるよう意識しました。
「氷の城壁」で監督をさせていただくことになりました、まんきゅうです。
原作漫画には、10 代の学生の心の奥に潜む感情を驚くほど繊細に言語化する力があります。その言葉の強さに導かれて、私たちはアニメーションという形でこの物語を表現します。原作の魅力を余すことなく、そしてアニメだからこそ描ける瞬間を加えて……視聴者の皆さまにお届けします!
楽しみにしていてください!
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