アリ・アスター×ホアキン・フェニックスの“炎上スリラー”「エディントンへようこそ」予告編&場面写真公開
2025年9月17日 08:00

「ヘレディタリー 継承」「ミッドサマー」「ボーはおそれている」に続きA24製作、アリ・アスター監督、ホアキン・フェニックス主演の最新作「エディントンへようこそ」の予告編、場面写真が公開された。
本年度のカンヌ国際映画祭でコンペティション部門出品作で、前作「ボーはおそれている」に続くアスターとフェニックス監督タッグ作。共演はペドロ・パスカル、エマ・ストーン、オースティン・バトラー、ルーク・グライムス、ディードル・オコンネル、マイケル・ウォードら実力派が顔をそろえる。

物語の舞台は2020年、ニューメキシコ州の小さな町、エディントン。コロナ禍で町はロックダウンされ、息苦しい隔離生活の中、住民たちの不満と不安は爆発寸前。保安官ジョー(ホアキン・フェニックス)は、IT企業誘致で町を“救おう”とする野心家の市長テッド(ペドロ・パスカル)と“マスクをするしない”の小競り合いから対立し「俺が市長になる!」と突如、市長選に立候補する。ジョーとテッドの諍いの火は周囲に広がっていき、SNSはフェイクニュースと憎悪で大炎上。同じ頃、ジョーの妻ルイーズ(エマ・ストーン)は、過激な動画配信者(オースティン・バトラー)の扇動動画に心を奪われ、陰謀論にハマっていく。

エディントンの選挙戦は、疑いと論争と憤怒が渦を巻き、暴力が暴力を呼び、批判と陰謀が真実を覆い尽くす。エディントンの町と住人は誰も予想できない破滅の淵へと突き進んでいく。暴力、陰謀論、SNSの暴走がすべてを焼き尽くす“炎上スリラー”に仕上がっている。
映像は、保安官ジョーが市長テッドと小競り合いする様子から幕を開ける。コロナ検査で移動が制限、どこに行くにもマスク着用が必須という息苦しい日常。NOマスク主義のジョーは、マスクするしないの諍いから「俺の方が遥かに優れた人間」と宣言し、徹底的なコロナ政策がポリシーの現市長に挑むため、選挙戦へ立候補。自らカスタムした選挙カーを走らせ、“(ロックダウンされた)閉ざされた町”で小さな戦いを仕掛ける。
「みんなに監視されている」とうつろな目で訴え、陰謀論に取り憑かれていくジョーの妻、「あなたの痛みは偶然ではない」と寄り添う言葉で住民を煽動する、過激なカルト集団の教祖、さらには、収束の気配を見せない暴動、炎に炙り出される謎の文字<“平和なし”>―次々とイカれた人々が出現し、徐々に混沌を極めていく。ついには、他人を思いやろうという発言のそばから「正しいのは俺だけだ」と、マシンガンをぶっ放すジョーの狂気の姿も。暴力、陰謀、SNSの暴走――全ての火種が一気に燃え広がり、誰も逃れられない衝撃の炎上のその後に、期待が高まる。映画は12月12日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
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