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“実写版ルフィ”イニャキ・ゴドイが「ONE PIECE」から教えてもらったこと 日本語の面白さ&難しさも明かす

2025年9月8日 10:00

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イニャキ・ゴドイ
イニャキ・ゴドイ
「よろしくお願いします!」

インタビューの冒頭、満面の笑みを浮かべ、日本語で挨拶してくれたのは、実写版「ONE PIECE(ワンピース)」でルフィ役を演じるイニャキ・ゴドイ

2023年にNetflixで全世界配信がスタートし、大きな話題を呼んだ「ONE PIECE」。待望のシーズン2「INTO THE GRAND LINE」が2026年に配信される。先日、開催された「ONE PIECE DAY '25」では、ニコ・ロビンやビビといった人気キャラクターの姿が映った特別映像が初めて公開され、会場は熱狂に包まれた。こちらのイベントにサプライズで登場し、全て日本語でのトークで会場をわかせたゴドイ。同日に行われたインタビューで、改めて実写版「ONE PIECE」への思い、そしてシーズン2の見どころについて語ってくれた。(取材・文・写真/黒豆直樹)

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●日本語を勉強中!「『ONE PIECE』について語れるくらいの日本語は習得できたので、ハッピーです!」
――ステージでのイベントでも流暢な日本語で話していましたが、日本語を勉強して面白さ、難しさを感じる部分は?

まだまだわからない言葉が多いです。本当に毎回、同じ意味を表現するのにもこんなにたくさんの言葉があるんだってことにびっくりしてます。例えば大阪と京都で同じ意味でも全然違う言葉を使ったりすることにいまだに戸惑います(苦笑)。まだまだ道のりは長いです。

そこそこしゃべれるようにはなりましたけれども、まだゆっくり、一語ずつハッキリと発音しながらでないとうまくしゃべれないので、難しさを感じています。ただ、友達とおしゃべりをするくらいの日本語はできるようになったし、「ONE PIECE」について語れるくらいの日本語は習得できたので、ハッピーです! これからも学習を続けていきたいと思っていますし、すごく楽しいです。日本語の学習を通じて、自分のこともよくわかってきたし、新しいことを学ぶのはすごく楽しいです。

画像3(C)2025 Netflix, Inc.
●“実写版ルフィ”はキャリアに何をもたらした?
――2023年の8月にシーズン1が配信されて、周囲の反響などを含め、自分の置かれてる状況はどのように変わりましたか?

俳優として、これまでにはなかった多くの機会が訪れるようになりました。アメリカではエージェントが付くようになって……いや、日本語だと“マネージャー”だね(笑)。シーズン1がリリースされる以前には開かなかったような扉がどんどん開くのを目の当たりにしています。キャリアという意味で、このシリーズの存在が、非常に大きな助けになっています。

そもそも、ルフィを演じることはすごく楽しいです。このシリーズのおかげでいろんなところを旅することもできましたし、日本とのつながりもより深くなりました。あと、これは「ONE PIECE」にインスパイアを受けたからなんですけど、実際に船旅にも出ました。まあ、正直に言って、セーリングはルフィたちほど楽しくはなくて、TVでの冒険のほうが楽しいですけど……(苦笑)。いろんな機会をいただけるのは、すごくありがたいです。

――今日のイベントで流れた特別映像で、新キャラクターが姿を見せるたびに会場が沸いていました。イニャキさん自身が、興奮を覚えた新キャラクターは?

やっぱり巨人たちですね。演じている俳優陣も素晴らしいです。あとラブーン、それからチョッパーも大好きです!

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●「ONE PIECE」から教えてもらった“大切なこと”、ルフィを演じるうえでのこだわりは?
――「ONE PIECE」には素敵なセリフや哲学がたくさん出てきますが、イニャキさん自身がこの作品から教えてもらい、大切にしていることがあれば教えてください。

そうですね、まず“絆の力”が1つ目、それから、自分自身を信じ、自分にとって大切な他者を信じることの重要性が2つ目、そして、手に入れたいもののために戦うことの大切さが3つ目。あとは、お肉はいくらでも食べていいということかな(笑)。よくばりでいい! それが海賊の作法なんだっていうことが4つ目ですね。野心や野望を抱くことは大いに結構なことであり、それを周りの人々がサポートしてくれるし、自分もまた周りの人をサポートするというのは素晴らしいことだと思います。

――焼肉が好きなんですか?

(日本語で)もちろん! とっても好きです! 肉は何でも好きです。韓国であれ、日本であれ、アルゼンチンであれ、おいしければOK(笑)!

――ご自身も大好きな「ONE PIECE」の実写版でルフィを演じるにあたって、大切にしたのはどんなことですか?

実写版でルフィを演じるにあたって「自分に何ができるか?」ということは常に意識しています。ひとりの俳優として何ができるかというと、自分が演じるキャラクターをしっかりと守っていくということなんですよね。そのためには、シーズンごとに(原作の)エピソードがピックアップされる中で、原作に立ち返って「この瞬間、このシーンはこだわりたい」とか「ルフィのこのポーズはきちんとやりたい」とか「このセリフは大事にしよう」とか、いろんな考えが浮かんでくるんです。

それを踏まえつつ、撮影が始まる前に制作陣とのミーティングが必ずあるので、「役者として私はこれを大事にしたい」ということを伝えます。もちろん、こちらの提案の全てが叶うわけではないんですが、その中でもベストを尽くし、自分の中にある美しいルフィを守っているつもりです。彼が口にするセリフや身体の動き、存在感や在り方を大切にして、なるべくスムーズに演じられるようにしています。

幸いなことに尾田さん(原作者:尾田栄一郎)ともたくさんお話をさせていただいていますし、「ONE PIECE」をこよなく愛する人たちともたくさん話をさせていただいてもいます。

――尾田先生といろんな話をしたとのことですが、改めて、「ONE PIECE」の生みの親である尾田栄一郎さんへの思いを聞かせてください。

彼は偉大な存在であり、僕にとっては(日本語で)最高の友達です!彼が生み出した「ONE PIECE」が大好きで、守っていきたいし、「ONE PIECE」が世界最高のものになることを願っています。

画像5Netflixシリーズ「ONE PIECE」シーズン2:2026年世界独占配信 (C) 尾田栄一郎/集英社
●ルフィとはどんなところが似ている? 今後演じてみたいエピソードは?
――ご自身でルフィと似ているところと、逆に違うと感じる部分は?

よく「ルフィに似てるね」、「そのままだね!」なんて言われるんですけど、褒め言葉だと思っています。なぜなら、ルフィは大志を抱き、夢を追いかけている人間であり、やりたいことをやる人間であり、思ったことをそのまま正直に言う人間であり、そして周りの人に対する思いやりを示す人間なので、そんなルフィと似ていると言われるのは光栄です。

僕の人生においても、ルフィからインスパイアされた部分が多いですし、共通点も多いですし、今後さらに「ルフィのようになっていけたら」と思っています。たぶん、みんなそう思っていて、だからこそ、ルフィは人気キャラクターであり、「ONE PIECE」があれだけ愛されるのだと思います。

とはいえ、まだまだ頑張らなければならないと思っています。というのは、ルフィとは違う部分もたくさんあるからです。いつもルフィのように自信満々でいられるわけではないし、いつもルフィのように大食いというわけでもないし、いつもルフィのように力強いわけではありません。それでも、彼から刺激を常に受けているし、大きな夢を抱いているところ、そして周りに対して思いやりを持っている部分は共通していると思います。

――特別映像と共に、早くもシーズン3の制作も発表されましたが、ファンはこの先、まだまだシリーズが続いていくことを願っています。イニャキさん自身は原作のファンとして「このシーンをいつか演じたい!」「このセリフを言うのが楽しみ!」「この国のエピソードをやりたい!」といった希望はありますか?

僕もシリーズがずっと続けばいいなと思っています。原作を読んでいる方はなぜかおわかりになると思いますが、僕がやりたいのは「エニエス・ロビー編」と「インペルダウン編」ですね。あとは毎シーズン、なるべくいろんな食べ物を、いろんな食べ方で食べたいです!

――最後に改めてシーズン2の見どころ、ご自身でも完成を楽しみにしている部分について教えてください。

とにかく、ルフィが食べまくるので、それを楽しみに待っていてほしいです!

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