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橋本環奈&眞栄田郷敦、3年ぶりの再会で蘇った大切な“青春の記憶”とかけがえのない友情【「カラダ探し」インタビュー】

2025年9月5日 12:00

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橋本環奈と眞栄田郷敦
橋本環奈と眞栄田郷敦

若い世代を中心に話題を呼び、ヒットを記録した「カラダ探し」の3年ぶりとなる待望の最新作「カラダ探し THE LAST NIGHT」が9月5日より公開となる。前作に続いて主演を務めた橋本環奈と、高広役を再演した眞栄田郷敦が、作品の魅力から久々に共演して感じた互いの印象、自身の学生時代の爆笑エピソードまで、余すところなく語り合った。(取材・文/黒豆直樹 撮影:間庭裕基


――前作が公開されたのが2022年でしたが、新作が製作されると聞いた時のお気持ちは?
画像2©2025「カラダ探し THE LAST NIGHT」製作委員会
橋本:前作の終わり方が続編がありそうな終わり方だったので、「もしかしたら」と思っていました。本当にありがたいことに、前作をたくさんの方、特に中高生を中心に学生のみなさんに観ていただけたおかげで、今回の新作が決まって、本当に嬉しいなという思いでした。普段はホラー映画をあまり観ないという女の子たちも、前作で「初めて(ホラー映画を)観てみました」と言ってくださる人がたくさんいて、とても嬉しく思いました。
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眞栄田:前作が続きがありそうな最後で、「(続編があるとしたら)どんな感じになるんだろう?」とすごく思っていました。実際に最新作が製作されると決まって、僕も観客のような気持ちで展開が楽しみでワクワクしました。
――お2人に加えて、前作のキャストが一部、本作に出演していますが、最新作の製作が決まってから連絡を取ったり、本作について話したりしましたか?
橋本:私は虎汰(醍醐虎汰朗)と舞台(「千と千尋の神隠し」)でずっと一緒だったので、(公演で)上海にいる時に「日本に帰ったらプロモーションがあるよ」という話はしていました。それから、舞香(山本舞香)とは昨日もプライベートで一緒にいて、「明日、ジャパンプレミアがあるんだ」「(前作は)楽しかったよね! 今回はどんな感じなの?」という会話をしました。
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眞栄田:僕は今回、楓珠(神尾楓珠)くんと少しだけ一緒に撮影したんですけど、現場で「おはよ」と短い挨拶を交わしただけで、前作の撮影時に戻ったような気持ちになりました。会うのはすごく久々だったんですけど「繋がっているな」と感じましたね。
――今回、再び明日香と高広を演じる上で、難しかった部分はありましたか? 明日香は別世界に閉じ込められているので、橋本さんはお一人のシーンが多かったですよね。
橋本:現場に入った初日に明日香のキャラを羽住監督に確認して撮入しました。再確認して同じ明日香なんですけど、前作よりもすごく成長した姿を見せられたかなと思います。今までは自分のことで精一杯だったけれど、周りのことを考えられるようになったし、みんなを救おうとする部分はすごく明日香らしい思いやりのある部分だなと思いました。
画像5©2025「カラダ探し THE LAST NIGHT」製作委員会
――高広はそんな明日香を探してさまよい、前作とは別人のような雰囲気を醸し出していますし、真夜中の遊園地でのカラダ探しでは高校生たちを引っ張るような立場にもなっています。
眞栄田:僕も覚えていない部分があったんですけど、物語の展開的にも前作とは別人のようでもいいのかなと。続編で同じことをやってもおもしろくないので、結構振り切りました。
橋本:羽住監督から「悪役になってくれ」って言われたんでしょ? 最初に完成した作品を観たとき、(高広の)登場の仕方が「え? 悪役?」って思ったもん。あのシーン、すごく良いよね!
眞栄田:羽住監督から「最初は悪役に見せたい」と言われて、登場シーンや前半はそのイメージで演じていました。
画像6©2025「カラダ探し THE LAST NIGHT」製作委員会
――物語が進む中で、少しずつ高広の立場やこれまでの状況が見えてきます。中盤で高校生たち(櫻井海音安斉星来鈴木福本田真凜吉田剛明)がはしゃぐ姿を見て、高広が「(写真を)撮ってあげるよ」と言うシーンは、前作のままの優しい高広を感じさせるやりとりでした。
橋本:確かに!
眞栄田:ありがとうございます! あのシーンに関しては、もともと台本にあったセリフをちょっと変えていて、あそこから(高校生たちとの)関係性ができていくので、大事にしたかったんですよね。
画像7©2025「カラダ探し THE LAST NIGHT」製作委員会
――その後、高校生たちを導く立場として活躍しますが、現場で若い共演陣と関係性を築くうえで工夫したところは?
眞栄田:そこは本当に難しかったです(苦笑)。僕は基本、年上の人といるのが好きなので、自分が上の立場になった“年上ムーブ”が本当にわからなくて……。
――櫻井さん、本田さんとは1歳差(学年は2学年差)ですし、実年齢はあまり離れていませんよね?
眞栄田:そう! そうなんですよ! なのに、なぜかそういう(後輩の)スタンスでくるから……。
橋本:「先輩!」って(笑)?
眞栄田:福さんは、芸歴で言ったら大先輩ですよ?
橋本:普段から「福さん」って呼んでるもんね(笑)。
眞栄田:「ごはんに誘ってもいいのかな……?」とか悩みました。頑張って誘いましたけど(笑)。
橋本:ちゃんと誘えたんだ(笑)?
眞栄田:「きょ、今日、ご、ごはんとか行かない……?」って(苦笑)。先輩なら気楽に言えるんですけどね。
――お2人が一緒のシーンは多くはなかったと思いますが、久々に明日香と高広として再共演されていかがでしたか?
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眞栄田:(一緒に撮影したのは)1日だけだったっけ?
橋本:1日だけだったね。何が難しいって、最初に明日香が「消える」シーンを撮って、その数十分後に「また会えた!」というシーンを撮ったんです。いやいや、さっき消えたばっかりなのに!っていう(苦笑)。以前と変わらず、真面目で真っすぐな郷敦なので、私はその後ろを付いて行けばいいかなと……。
眞栄田:(前作から3年空いて)会えなかったぶん、そこがリアルでしたよね。あのシーンが最後の撮影だったので、気持ちはすごくつくりやすかったです。
――久々に再会して、印象が変わった部分はありましたか?
橋本:全然、変わっていなくて、このままの感じです。
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――橋本さんから見た眞栄田さんは?
橋本:(かぶせ気味に)かわいい(笑)! 姉目線で本当にかわいいです。言われない?「かわいい」って。
眞栄田:言われる(苦笑)。
橋本:本人はあまり嬉しがっていないみたいで、「『かわいい』なんて言われたって、反応に困りますけど……」みたいな反応なんですけど、それがかわいい(笑)! 男女問わず、年上の人はみんな郷敦のことをかわいいと感じるだろうなと思います。あと、すごく真っすぐで、取材などで答える時も遠回しではなく、「言葉のまま受け取っていいですよ」というタイプだよね。いろいろ考えているんだけど、ハッキリと物事について話して、伝える力がある。
眞栄田:この間、MBTI(性格診断テスト)をやったんですけど、「建築家」というめちゃくちゃクセが強いタイプでした。
橋本:「建築家」は周りに少ないかも。確かにクセはある(笑)。
眞栄田:ちなみにMBTIは何ですか?
橋本:「主人公」!
眞栄田:やっぱり(笑)。
――眞栄田さんから見た橋本さんの印象は?
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眞栄田:まさに主人公です。表裏がない、このままのイメージですね。あとは「肝が据わっているな」と思います。現場でも(オンとオフの)スイッチの入り方がすごいです。
――橋本さんが最初におっしゃっていたように、前作は中高生を中心に若い世代から絶大な支持を得てヒットしました。とはいえ、中にはまだ「ホラー映画は無理!」「観たいんだけど怖くて……」という方もいると思います。ホラーが苦手でも本作を楽しめるポイントを教えてください。
橋本:ホラー映画ではあるんですけど青春ものでもあるので、ホラーが苦手な人はそこに注目してほしいです。
眞栄田:実は、僕も日本のホラー映画はめちゃくちゃ苦手なんです。怖くて……。
橋本:怨念系のホラーね?
眞栄田:でも「カラダ探し」はそういう感じではないよね。
橋本:そうそう! 「青春」とか「ポップ」な感じが強いよね? 今回は音楽もガラッと変わって、途中でアニメーションが出てきたりもするし。映画としてすごく新しいし、中高生を飽きさせない演出になっているなと感じました。
画像11©2025「カラダ探し THE LAST NIGHT」製作委員会
――ちなみに、お2人は高校生の頃は、どんな学生でどんな青春を過ごしていましたか?
橋本:めちゃくちゃ仕事をしていましたね。でも、学生生活もすごく覚えています。私は女子高だったんですけど、本当に楽しかった。今でも仲の良い学生時代の友達がいっぱいいるんですけど、当時はその子たちと「花より男子」ごっことかをやっていましたね。「まーきの!」とか(笑)。
眞栄田:まあ、やるよね(笑)。
橋本:謎の“女子高ノリ”があるんですよ。絆もすごく強くて。久々に学校に行けたときは、みんなで集まって勉強を教え合ったり。あとは、上からプリンをプチっと出して、それを下で受け止めて食べるとか(笑)! ワケわからないことばかりやっていて、でもそれが楽しかったです。
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眞栄田:それは僕もやりましたね!
橋本:あとは、空っぽのペットボトルを上から落として、キャップで受け止めてはめようとしたり。絶対に無理なのに(笑)。でも、学生の頃の、その時にしかできないバカなことって、やっておいてよかったなって思いますね。あとは、学校にピザを頼んで怒られたり(笑)。
眞栄田:俺もやった(笑)! 俺はバレなかったけど。
橋本:配達のバイクが校内に入ってきちゃって「中には入らないでください(泣)!」って言っていたら、職員室から「こらー!」っていう先生の声が聞こえて。ピザは没収されました。
眞栄田:先生たちが食べたの?
橋本:放課後に渡された(笑)。それで食堂に忍び込んで、オーブントースターを勝手に借りて温め直して食べたけど、それもバレて怒られた(笑)。すみません、変なエピソードばっかりで(苦笑)。でも、それが青春だよね?
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眞栄田:ホントだね(笑)。僕はまだ仕事はしていなかったので、部活をやりながら、夢を追いかけて……。まさに青春でした。
橋本:夢って何だったの?
眞栄田:プロのサックス奏者。
橋本:そうなの!?
眞栄田:レッスンに行って、練習して。ほとんどそればかりで、外に遊びに行くことは少なかったけど、寮生活だったから友達とバカなこともしていましたね。
橋本:寮いいな!
眞栄田:みんな楽器ができるから、宅配を頼んで配達員さんがドアを開けた瞬間に、みんなでコンビニの入店音を吹いたり(笑)。
橋本:おもしろい! 遊び方が高度! 寮ならではのノリもあった?
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眞栄田:ありますね。寮だと家族みたいな感じだから、逆にケンカも激しくて。でも、激しくやり合っても、一緒に生活してるから、繋がっていられるんですよね。
橋本:このトーク大丈夫かな(笑)?  ゆる過ぎない(笑)?
――最後に改めて公開を楽しみにされているみなさんにメッセージをお願いします。
橋本:先ほどもお話しましたが、ホラーということもあって、前作がこんなにもたくさんの方に見ていただけるとは思っていなかったんです。今回もホラーが苦手な方にも楽しんで観てもらえるようになっていますので、ぜひチャレンジしてほしいです。
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眞栄田:ホラーですけど、笑える部分もたくさんあるし、キュンとする部分もあります。僕はこの映画を観たあと、「仲間っていいよな」って思えたんですよね。だから、家族、友達、恋人、どなたでもいいですが、誰かと一緒に楽しんでもらえたらと思います。

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