「8番出口」興収40億円射程の好スタート!二宮和也「入口と出口がまったく違う映画」
2025年8月29日 21:00

大ヒットゲームを実写映画化した「8番出口」が8月29日、全国407館(IMAXを含む)で封切り。東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで初日舞台挨拶が行われ、主演の二宮和也、共演する小松菜奈、河内大和、監督・脚本の川村元気が登壇した。
原作は、2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATE氏がたったひとりで制作し、全世界累計170万ダウンロードを突破した「8番出口」。よくある地下鉄の駅を舞台に、無限にループする地下通路に閉じ込められたプレイヤーが様々な“異変”に恐怖しながら「8番出口」を目指す。

東宝によると、週末3日間で興収“8”億円到達見込みの好スタートを切り、最終的には興収40億円が射程圏内といい、二宮は「数ある映画の中から、自分で言うのもなんですが、ヘンテコな映画を選んでいただき、ありがとうございます」とファンに感謝。「入口と出口がまったく違う映画を、皆さんと共有できてうれしい」と、脚本から携わった本作の封切りに声を弾ませた。
本作は、第30回釜山国際映画祭のミッドナイト・パッション部門への出品に加えて、同映画祭の人気プログラムである「アクターズハウス」に、二宮が日本人俳優として初登壇することが決定しており、「作品と一緒に海外に行けるのは、思い出が増えるので、うれしいですね」と喜びの声。同プログラムは、トークがメインになる予定で「だとすれば、怯えます!」と戦々恐々としていた。


“ある女”を演じる小松が、劇中に登場する黄色い空間について、「監督が『なんか、この黄色じゃないんだよな』と言い出して、どの黄色が正解なのって(笑)。アンミカさんが『白は200色あんねん』って言うのを思い出した」と現場の様子を語ると、「塗り直しましたよね。乾かすのに2日かかって」(二宮)、「撮影中は黄色に異常にこだわりを持っていた。怖くもなり、温かくもなる面白い色」(川村監督)と振り返った。

また、“歩く男”役の河内は「いま、日本中の映画館と本屋が大変なことになっていて(笑)。子どもたちから『8番出口のおじさんだ~』と声をかけられる」と大型プロモーションの反響を語っていた。
映画「8番出口」は、第78回カンヌ国際映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門に出品され、深夜上映で観客2300人がスタンディングオベーションを贈る絶賛ぶり。「パラサイト 半地下の家族」や「ANORA アノーラ」など多くのアカデミー賞受賞作品を手掛け、近年勢いを持つ映画製作・配給会社「NEON」の北米配給も決定している。


今後は、第30回釜山国際映画祭に加えて、“オスカーの前哨戦”として注目を集める第50回トロント国際映画祭のセンターピース部門、世界三大ファンタスティック映画祭の最高峰である第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭のコンペティション部門にも出品される。
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