芳根京子×髙橋海人「君の顔では泣けない」11月14日公開 15年に及ぶ“男女入れ替わり”を描いた特報披露 高校生時代のキャストも発表
2025年7月9日 07:00

芳根京子と「King & Prince」の髙橋海人が初共演する「君の顔では泣けない」が11月14日に公開されることが決定し、本編映像を初使用した特報(https://youtu.be/dw1YRxxD4PY)とティザービジュアルが公開された。
原作は、2021年9月に発売された君嶋彼方氏のデビュー作。第12回「小説 野性時代 新人賞」を受賞し、発売前に重版が決定するなど、大きな注目を集めた。高校1年生の夏、プールに一緒に落ちたことがきっかけで、心と体が入れ替わってしまった坂平陸と水村まなみ。「これは何かの間違い」と、元に戻ることを信じてその方法を模索し奔走するが、誰にも言えない秘密を抱えた陸とまなみは、15年経っても元には戻らなかった。進学、初恋、就職、結婚、出産、親との別れ。人生の転機を入れ替わったまま経験していくふたり。しかし30歳の夏、まなみは「元に戻る方法がわかったかも」と陸に告げる。
主演は、ドラマ「波うららかに、めおと日和」(CX)での好演も記憶に新しい芳根が務め、不器用でありながらも誠実に生きようとする主人公・坂平陸を、揺れ動く衝動と痛みをもって演じ切った。
陸と入れ替わってしまう水村まなみ役は、主演ドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」(TBS)が現在放送中で、映画「おーい、応為」(10月17日公開)では自身初の時代劇に挑戦した髙橋。心に【まなみ=女性】である本音を隠し、うまく【陸=男性】として気丈にふるまう難役を、柔らかな眼差しと感情で体現した。
監督は「決戦は日曜日」の坂下雄一郎が務め、リアルとフィクションの境を繊細に編み、入れ替わったまま大人になっていく2人の15年を切なく、そして瑞々しく描き出す。
映像では、入れ替わった陸とまなみが元に戻れないまま、お互いの人生を歩む様子が印象的なスチールとともに描き出される。進学、初恋、就職、結婚、出産、そして親との別れ。15歳から30歳までのかけがえのない15年間がエモーショナルに紡がれる。陸(芳根)が「入れ替わったのが水村でよかった」と打ち明けると、まなみも「私もいま同じこと言おうと思ってた」(髙橋)と和やかに応じる。
しかし、まなみの「私の顔で情けなく泣かないでくれる?」という言葉に続いて、溢れる涙を必死に堪えようとする陸に「君の顔では泣けない」というタイトルが合わさり、互いの人生を15年にわたって歩んできた時間や葛藤がにじむ映像となっている。

15歳の陸とまなみを演じたキャストも発表され、陸役は2022年に行われた第9回「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受賞し、「とりあえずカンパイしませんか?」(TX)でドラマ出演を果たした西川愛莉に決定。西川は、「この映画が観てくださる皆さんにどのように届くのか、期待と緊張で一杯ですが、先が見えない不安の中、もがいて悩んで、お互いに支え合いながら成長していく2人を劇場で見守っていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せた。
まなみ役は、スターダストプロモーション所属の新人&若手俳優集団・恵比寿学園男子部「EBiDAN」の研究生である「EBiDAN NEXT NAGOYA」のメンバーとして活動し、「D&D 医者と刑事の捜査線」(TX)の第3話でドラマ初出演を飾った武市尚士。武市は、「俳優として初めての現場で、緊張でドキドキが止まらなかった僕に、監督やスタッフのみなさん、そして共演者の方々がたくさんのことを教えてくださったおかげで、最後まで演じ切ることができました」と撮影を振り返った。2人とも、本作が初の映画出演となる。
「君の顔では泣けない」は、11月14日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国ロードショー。西川と武市のコメント全文は以下の通り。
突然体が入れ替わり、帰る家も、話せる友達も、見える景色もすべて変わってしまった2人。
「自分のやりたいことって何だろう」「そもそも自分って誰なんだろう」
誰にも相談できない秘密を抱えながらも、「元に戻れる」という希望を信じ、進み続ける2人。
脚本や原作を読む中で、陸の悩みや葛藤、悲しみや孤独と沢山向き合っていきました。
ファンタジーな世界観でありながら、繊細で丁寧な、そして陸とまなみに寄り添ったお話です。
この映画が観てくださる皆さんにどのように届くのか、期待と緊張で一杯ですが、
先が見えない不安の中、もがいて悩んで、お互いに支え合いながら成長していく2人を劇場で見守っていただけたら嬉しいです。
小説を読んだ時から、さまざまな解釈ができて終わりのないこの物語に、引き込まれていました。そして、自分がこの作品でまなみを演じさせていただくことが決まってからクランクアップまでの間、何度も何度も脚本読み返す中で、読むたびに新たな気づきがあり、より深く考えながら演じました。
俳優として初めての現場で、緊張でドキドキが止まらなかった僕に、監督やスタッフのみなさん、そして共演者の方々がたくさんのことを教えてくださったおかげで、最後まで演じ切ることができました。いきなり始まった新しい生き方を、まなみなりに向き合い生きる姿勢に、僕自身がたくさん勇気をもらいました。
自分の人生の尊さと大切さをあらためて感じられる作品です!ぜひ、劇場でご覧ください。
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