ピクサー最新作「星つなぎのエリオ」“星々の世界”を描くために参考にしたのはミクロの世界! 製作者がインスピレーション源を明かす
2025年7月8日 12:00

ディズニー&ピクサーの劇場最新作「星つなぎのエリオ」でプロダクション・デザイナーを務めたハーレイ・ジェサップが、美しくカラフルに輝く“星々の世界”をどのように生み出したのか、製作エピソードを語った。
本作は、ひとりぼっちの少年エリオが、銀河を越えて星と星をつなぐ壮大な冒険と運命を変える出会いを通し、成長していく姿を描く感動作。宇宙が大好きな少年エリオは、両親を失い、寂しさを抱えていた。この広い世界のどこかには、きっと“本当の居場所”があるはず。エリオの切ない願いが届き、星々の代表が集う夢のような“コミュニバース”に招かれる。そこで出会ったのは、同じように孤独なエイリアンの少年・グロードンだった。
監督は、「リメンバー・ミー」でストーリーアーティストを務めたマデリーン・シャラフィアンと、「私ときどきレッサーパンダ」の監督を務めたドミー・シー、「リメンバー・ミー」に脚本・共同監督として参加したエイドリアン・モリーナの3人が共同で担当。孤独を抱えるエリオとグロードンが絆を深め、友情を超えた大切なつながりを見つけていく奇跡の物語を紡ぐ。

ピクサーが新たな舞台として描いたのは、美しい“星々の世界”。プロダクション・デザイナーのジェサップは、「私たちは全く新しい宇宙を作り出すために小さなキノコから菌類、結晶、微細な海の生き物たちにいたるまで、あらゆるものからインスピレーションを受けました」と明かす。
エリオが辿り着いたコミュニバースは、地球から何光年も彼方にある夢のような場所。そこは様々な星の代表が集い、銀河中の素晴らしい知識や技術が結集され、最先端のものが揃う。エリオは地球の代表としてそこに招かれ歓迎を受けることになるが、色鮮やかにきらめく風景や空中を行き交う各星々の代表者たち、魅力的な食べ物に飲み物、見たこともない美しい風景の数々に圧倒される。

ジェサップはカラフルで美しい星々の世界を描くために、「私たちはマクロ写真という小さな被写体を極端にクローズアップして撮影された写真からインスパイアされました。顕微鏡を覗いたときに見える驚くべき世界を参考にすることで、観客が期待するものとはまったく異なる世界を作り出せることに気付いたのです」と、壮大な宇宙とは真逆にも思える“ミクロの世界”を参考にしたと話す。
そして、「小さな水槽で撮影された写真や顕微鏡の写真など、CGアニメーションの映画でいかにユニークなエイリアンの世界を描けるかということを目指していろいろ試行錯誤しながら、壮大でカラフルな世界観を作り上げました」と製作エピソードを披露した。
予告編では、製作陣が参考にしたという結晶や深海の環境生物を連想させる風景やキャラクターが描かれる。星の代表が集うコミュニバースの最高幹部の一人であるクエスタや、重力操作に通訳機などでエリオをサポートするお助けコンピューターのウゥゥゥゥ、宇宙の神秘になんでも答えてくれる七色にきらめくユニバーサル・ユーザー・マニュアルなど、カラフルで個性豊かなキャラクターが登場し、期待を煽る。
ディズニー&ピクサー最新作「星つなぎのエリオ」は、8月1日公開。
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