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仲村トオル、中山美穂さんとの秘話を語る「ビー・バップ・ハイスクール」で一緒に映画デビュー

2025年6月28日 22:00

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舞台挨拶に立った仲村トオル
舞台挨拶に立った仲村トオル

俳優の仲村トオルが6月28日、今夏閉館する東京・有楽町の映画館「丸の内TOEI」で行われた俳優デビュー作「ビー・バップ・ハイスクール」(1985)の上映後舞台挨拶に登壇した。きうちかずひろ氏の人気漫画「BE-BOP-HIGHSCHOOL」を実写映画化した、不良青春映画のパイオニア。主人公の一人である中間徹(トオル)役で、約6000人の応募から俳優デビューを勝ち取った仲村にとって、「丸の内TOEI」は俳優として初めて舞台挨拶に立った、思い出深い映画館だ。

この日、大盛況の客席で、ファンと一緒に映画を鑑賞したという仲村は「ちゃんと最初から最後まで見たのは、それこそ40年ぶりかも。自分が見たいと手をあげたが、前半は恥ずかしくて、罰ゲームのようだった」と照れ笑い。「見ながら、いっぱいダメ出ししましたね。滑舌が悪いなとか、パンチが弱々しいなって。でも、スタッフさんも含めて、みんなで頑張って撮ったなぁ」と、当時に思いをはせた。

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同じビルの東映会館は、デビューが決定したオーディション会場で、「ここの8階で、二次審査があって。映画に出ていたような“ほぼ本物”な人たちだらけで、ケンカはしたくないなって(笑)。その場で合格発表されたので、殺気は感じましたね。明るいうちに、人がたくさんいる道を帰ろうと思った」と当時を振り返っていた。

那須博之監督のもと、現代であれば“コンプラ無視”と言われかねない危険な目にもあったというが、「那須組の安全対策は、気合と根性でしたから(笑)。あれから40年経ちましたけど、瞬発力と持久力、現場の力を引き出すために、追い詰める力は、那須監督がダントツでNo.1でしたね」と述懐する。

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自身もデビューしたてだったため、「こういうものかなって、違和感もなかった」と、どこ吹く風だ。加藤浩志(ヒロシ)役で共演した清水宏次朗に対しては、「年齢も1つ上で、芸能のお仕事をされていたので、頼りになる先輩でした。おうちに招待してくれて、そうめんを食べさせてくれたことも」と感謝を示した。

ビー・バップ・ハイスクール」で忘れてはいけないのが、昨年12月に急逝した中山美穂さんの存在。学園のマドンナ、泉今日子役で映画デビューを果たし、主題歌「BE-BOP-HIGHSCHOOL」を歌った。

「美穂ちゃんは当時15歳。僕からすると5歳年下で、すでにトップアイドルでしたから、近寄りがたくて、現場で何か話した記憶はないですけど、一度、真っ暗な部屋でふたりきりで待つことになって、美穂ちゃんの目がキラッと光って。『ネコみたいだね』と言ったら、『そうだよ。しっぽも振らないし、こびたりしないんだよ』って。15歳の女の子にしては、大人びているなと思った」

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また、ちょうど1週間前に同じく「丸の内TOEI」で舞台挨拶に立った舘ひろし柴田恭兵から、サプライズのビデオメッセージが届くと、客席からは大歓声。舘&柴田、そして仲村といえば「あぶない刑事」シリーズだが、仲村自身も「僕にとっては『ビー・バップ・ハイスクール』が母校で、『あぶない刑事』が故郷です」と思い入れは格別。東映については、「俳優として産声をあげた、産院のような場所」だと語り、これまで劇場運営に関わってきたスタッフへの感謝の言葉も忘れなかった。

1960年9月20日に開業した映画館「丸の内TOEI」は、7月27日に閉館。現在、グランドフィナーレプロジェクト「さよなら 丸の内TOEI」が開催されており、期間中は往年の名作から、近年の話題作まで、100作以上を特集上映。作品にまつわるゲストによる舞台挨拶も行われている。

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