広瀬すず&松下洸平の夫婦ショット初公開! カズオ・イシグロ原作「遠い山なみの光」11点の場面写真を披露
2025年6月26日 12:00

ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロのデビュー作を広瀬すず主演で石川慶監督が映画化する「遠い山なみの光」で、夫婦役を演じた広瀬と松下洸平の仲睦まじいショットや、柴田理恵、渡辺大知の場面写真が初公開された。
本作は、2017年にノーベル文学賞を受賞し、「日の名残り」「わたしを離さないで」など、映画化作品でも非常に高い評価を受けるイシグロ氏が、1982年に綴り、王立文学協会賞を受賞した長編小説デビュー作品が原作。自身の出生地である長崎を舞台として繰り広げられる本作は、戦後間もない1950年代の長崎、そして1980年代のイギリスという、時代と場所を超えて交錯する“記憶”の秘密を紐解いていくヒューマンミステリー。

日本人の母とイギリス人の父を持ち、ロンドンで暮らすニキ。大学を中退し作家を目指す彼女は、執筆のため、異父姉の死以来、足が遠のいていた実家を訪れる。母の悦子は、長崎で原爆を経験し、戦後イギリスに渡ってきていたが、ニキは母の過去を何一つ聞いたことがない。夫と長女を亡くし、想い出の詰まった家で一人暮らしていた悦子は、ニキと数日間を共にする中で、最近よく見るという、ある「夢」について語り始める。それはまだ悦子が長崎で暮らしていた頃に知り合った、佐知子という女性とその幼い娘の夢だった。

長崎時代の悦子を広瀬が演じ、佐知子に二階堂ふみ、イギリス時代の悦子を吉田羊、ニキにはオーディションで選ばれたカミラ・アイコ、悦子の夫・緒方二郎を松下洸平、その父親・緒方誠二に三浦友和、そのほか日本パートに柴田理恵、渡辺大知、鈴木碧桜(子役)が出演している。
新たに公開された場面写真は、1950年代の長崎で暮らす主人公の悦子が、夫の二郎のネクタイを締めてあげるショット。身重の悦子は、傷痍軍人の二郎と団地で暮らしている。世の中は終戦から数年が経って復興への兆しが見えていたが、川向こうの森で連続幼児殺害事件が起きるなど不穏な空気も漂っており、仕事が忙しい二郎は身重の悦子を案じている。


その他、悦子が長崎で知り合う、ミステリアスな雰囲気漂う佐知子と娘の万里子を捉えたショット。福岡から息子夫婦を訪ねて来て、しばらく悦子と二郎の団地に滞在することになる緒方誠二、うどん屋の藤原役の柴田理恵、高校教師の松田重夫役の渡辺大知を捉えたショットが公開された。
「遠い山なみの光」は9月5日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。
(C)2025 A Pale View of Hills Film Partners
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

なんだこれ!?!? 絶対に観る。
【個人的・下半期で最も観たい映画No.1】“ダメ男”が、強烈変態異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画