世界的スター指揮者が白血病に、ドナーを探し生き別れの弟を知る…運命と音楽の感動作「ファンファーレ!ふたつの音」9月19日公開
2025年6月12日 08:00

フランスで260万人動員の大ヒットを記録した感動作「The Marching Band」(英題)が、「ファンファーレ!ふたつの音」の邦題で9月19日から公開される。ポスタービジュアルと特報映像(https://youtu.be/Ct7-khDM99I)が披露された。
第77回カンヌ国際映画祭正式出品、第50回セザール賞で作品賞・主演男優賞など主要7部門ノミネート、さらに第72回サン・セバスチャン映画祭で観客賞など、各国の映画祭で13の観客賞を受賞し、世界中の映画祭で絶賛された本作は、生き別れた弟と出会った、スター指揮者の兄の運命の出会いの物語。
世界を飛び回るスター指揮者ティボは、ある日突然、白血病と診断される。ドナーを探す中で、自分が養子であること、そして生き別れた弟ジミーの存在を知ることに。かつては炭鉱で栄えたが今は寂れた町に暮らし、仲間との吹奏楽団が唯一の楽しみであるジミー。育った環境も性格も正反対の二人だが、ティボはジミーに類まれな音楽の才能を見出す。これまでの運命の不公平を正そうと、ティボはジミーを何がなんでも応援することを決意する。その決意は、二人の未来、楽団、そして町の人々の運命をも思いがけない方向へ動かしていく――。
兄ティボには、セザール賞に5度ノミネートされたフランス屈指の俳優バンジャマン・ラベルネ。弟ジミーには、フランス映画界でオファーが絶えない新たな才能ピエール・ロタン。彼らは数か月にわたる猛特訓を経て、劇中、自ら指揮をし、楽器を演奏している。監督はカンヌ正式出品作「アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台」のエマニュエル・クールコル。
本作を彩る音楽は、ベートーヴェン、モーツァルトからラヴェルの「ボレロ」、シャルル・アズナブールにダリダと、クラシックの名曲から現代のヒット曲まで、人々を魅了する楽曲が次々と登場し、 運命の再会をした兄弟、仲間たちの絆から生まれた奇跡の演奏は、ファンファーレとなって観る者の人生をも彩る。
特報映像は、「僕は白血病なんだが」と切り出す突然の訪問者ティボを前に、ジミーは「マジか」とある意味他人事。兄はスター指揮者で、弟はかつて炭鉱で栄えた町の食堂で働く弟。育ちも性格もまるで違う二人だが、弟の音楽の才能を知った兄は、彼を何がなんでも応援しようと決意する。その後、一緒に指揮の練習をし、ピアノを連弾する。この予期せぬ出会いと音楽をきっかけに、2人の未来がどう奏でられていくのか、期待が高まる映像だ。
9月19日から新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほかにて全国公開。
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