本屋大賞ノミネートの冒険ファンタジー「この本を盗む者は」26年に劇場アニメ化 特報&ティザービジュアル公開
2025年6月8日 20:00

深緑野分氏の謎解き冒険ファンタジー小説「この本を盗む者は」(KADOKAWA刊)が、2026年に劇場アニメ化されることが決定した。メインスタッフが明らかになっており、特報映像とティザービジュアルが公開されている。

原作は、21年の「本屋大賞」にノミネートされた人気作。主人公の御倉深冬が住む本屋街・読長町(よむながまち)は、ある日彼女の曾祖父が創設した巨大書庫「御倉館」から本が盗まれたことで発生した呪い「ブックカース」により、物語の世界にのみ込まれてしまう。深冬は頭に耳が生えた不思議な少女・真白とともに、本泥棒を見つけ町の呪いを解く冒険へと旅立つ。



監督には「ラディアン」「神クズ☆アイドル」の福岡大生を迎え、脚本を「かぐや様は告らせたい」「地縛少年花子くん」の中西やすひろ、キャラクターデザイン・作画監督を「彼方のアストラ」「クズの本懐」の黒澤桂子、音楽を「ぶっちぎり?!」の大島ミチルが務める。アニメーション制作は「暗殺教室」「地縛少年花子くん」のアニメプロデューサー・比嘉勇二が設立した新鋭スタジオ「かごかん(株式会社かごめかんぱにー)」が担う。
深冬と真白が登場する特報映像には、読長町が物語の世界に包まれていくストーリーの導入部を収録。ティザービジュアルにも2人の姿が描かれている。



原作者、スタッフからのコメント全文は以下の通り。
この物語の主人公は、「何かを好きでしょうがない子」ではありません。好きでもないことを家族から押しつ
けられ、自由に生きられない苦しさを抱え、呪縛と重圧のなかにいる子です。
小説から劇場版アニメになり、この厄介な主人公がより多くの方の目に触れるだろうことになりましたが、どうか彼女の悪戦苦闘と冒険を一緒に応援してもらえたらうれしいです。誰に言われなくてもなお、本当の気持ちを選び、大切にするのか、自分で決めて生きるのはとても勇気がいることですから。
ともあれ、深く考えずに楽しめる作品にも仕上がっていますので、どうぞお気軽に楽しんでください!
このお話は本が大嫌いな女の子が本を取り戻すために異世界になった町を駆け回るお話です。
本が嫌いだけど本を読まないと町を救えない……そんなジレンマを吹き飛ばしてしまうくらい次々と姿を変えていく町と人々。深緑先生の文章の描写を絵に起こすために久々に脳が焼けてしまうぐらい悩み、できたその世界に深冬と真白を駆け巡らせました。
みなさんもぜひ、本泥棒を追いかける2人を見守っていただけたらと思います。
幼い頃、まだ見ぬ作品との出会いを期待して図書館や本屋に入って、夢中になれる物語を探しました。文字から広がる世界へ飛び込み、物語の波を超え結末を見届ける喜びをたくさんの作品からもらいました。
映画館を出る時、本に触れたい、物語に浸りたいと思ってくれる作品になることを願ってます。
はじめまして! お久しぶりの方はこんにちは! キャラクターデザインの黒澤桂子です。
今作は挿絵のない小説が原作です。表紙や本文の描写を参考にしつつ、楽しみながらデザインさせていただきました。
しかしデザインはあくまでも設計図。本編で深冬ちゃんたちがどんな表情や動きをするかは1カットずつ目を通し全力で考えて頑張って描いております!
そんな絵や色、音、すべてが重なって繰り広げられる物語は、きっとみなさんをワクワクさせてくれるはずです。私もすでに楽しみです!
「この本を盗む者は」は、いくつものファンタジーが交差する、想像力に満ちた壮大な物語です。映画化によって、その不思議で美しい世界が、鮮やかにスクリーンに広がります。
音楽もまた、その幻想的な世界を彩る大切な要素です。カラフルで多彩なメロディが登場人物たちの冒険や感情に寄り添い、まるで宝石箱を開くような驚きとときめきをもたらせてくれるような音楽に仕上げたいと考えています。
1ページ、また1ページと物語がめくれていくたびに始まる新たな冒険……その息づかいを、映像と音楽が織りなす幻想の旅として、ぜひ劇場で体験してくださいね。
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