撮影期間わずか17日、低予算かつ監督デビュー作→世界の映画祭で絶賛された“実体験映画”「入国審査」8月公開
2025年5月12日 08:00

わずか17日間で撮影された「低予算×監督デビュー作」ながら、世界15カ国の映画祭で絶賛された「Upon Entry(原題)」が、「入国審査」の邦題で、8月1日から新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと特報が披露された。
本作は“監督の実体験”に基づく予測不能なサスペンス。舞台はNYの空港、入国審査を待つ幸せなカップル。移住のビザも取得し、新天地で暮らす準備は万全だったはずが、説明もなく別室に連行され、密室での不可解な尋問が始まる。なぜ2人は止められたのか? 審査官は何かを知っているのか? 予想外の質問が次々と浴びせられる中、やがてある疑念が2人の間に沸き起こり……。
監督・脚本を務めたのはアレハンドロ・ロハスとフアン・セバスティアン・バスケスのコンビ。故郷のベネズエラからスペインに移住した時の実体験からインスピレーションを受け、「記憶探偵と鍵のかかった少女」、ドラマ「ナルコス」などに出演したアルベルト・アンマンと「悲しみに、こんにちは」のブルーナ・クッシを迎えて制作。監督デビュー作ながら、SXSW国際映画祭2023に正式出品され、スペイン映画として初めてインディペンデント・スピリット賞3部門(新人作品賞、新人脚本賞、編集賞)にもノミネートされたほか、第16回スペイン・ラテンアメリカ映画祭・観客賞を受賞するなど、世界15カ国の映画祭で20余りの賞を受賞。米映画批評サイトのロッテントマトでも「批評家100%、観客97%」(2025年5月8日時点)の高評価を獲得している。
解禁されたポスターは、入国審査によって、なぜか別室に連れて行かれ、戸惑いを隠せない表情を見せる主人公のディエゴとエレナの姿、そして入国審査官の背中を捉えている。「その答えがあなたの人生を左右する」というコピーと相まって、2人の緊張感が伝わってくるビジュアルとなっている。
特報は、移住のためにNYに降り立ったディエゴとエレナが入国審査でパスポートを見せるシーンから始まる。しかし、なぜか「ご同行を」と別室に連れて行かれてしまい入国できない。そして拒否権なしの状態で、密室での屈辱的な尋問が始まる。携帯の電源を切らされ、高圧的に「こちらの質問にだけに答えて」と告げられる。そして鋭い目つきで審査官が2人に問う「アメリカに来た理由は?」。 はたして2人はどう答えるのか、そもそもなぜ尋問されないといけないのか、そして2人は共に無事入国できるのか……疑問と疑念が渦巻く映像となっている。
(C)2022 ZABRISKIE FILMS SL BASQUE FILM SERVICES SL SYGNATIA SL UPON ENTRY AIE
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