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ディズニー、中東初の新テーマパークをアブダビに建設へ

2025年5月11日 21:00

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これまでで「最も技術的に進んだパーク」となる見込み
これまでで「最も技術的に進んだパーク」となる見込み
Photo by AaronP/Bauer-Griffin/GC Images

ウォルト・ディズニーが、中東地域で初となるテーマパークをアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビに建設する計画を発表した。これまでで「最も技術的に進んだパーク」となる見込みのこの新施設は、中東からアフリカ、インド、アジア、ヨーロッパまでの旅行者を結ぶ重要な観光ハブとしての役割を担うことが期待されている。

新パークは、観光とエンタテイメントの中心地として知られるヤス島の海岸沿いに建設される予定で、アブダビに拠点を置く没入型体験施設開発の先駆者企業Miralとのパートナーシップによって実現する。「このウォーターフロントリゾートは、ディズニーの象徴的な物語、キャラクター、アトラクションと、アブダビの活気ある文化、美しい海岸線、息を呑むような建築物を組み合わせる」と構想が示されている。

この新施設は、ディズニーの世界展開における7番目のテーマパークリゾートとなるが、その運営形態には注目すべき特徴がある。ディズニーのボブ・アイガーCEOによれば、このパークはディズニーの直接所有ではなく、Miralとのライセンス契約によるものだという。「これは彼らの資本であり、我々はロイヤリティを得ることになる。つまり所有権はなく、我々は自社のIPを所有し、それを彼らにライセンスするという仕組みだ」とアイガーCEOは説明した。

この形態は東京ディズニーリゾートの運営モデルに類似している。東京のパークはオリエンタルランドカンパニーが100%所有し、ディズニーはライセンス料を受け取る形式を採用している。一方で、アメリカのディズニーランド・リゾートとウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート、ディズニーランド・パリはディズニーが完全所有。香港ディズニーランドは香港政府との合弁(ディズニーの保有率47%)、上海ディズニーリゾートは中国政府系の上海申迪集団との合弁(ディズニーの保有率43%)という多様な運営形態を展開している。

アイガーCEOは「アブダビの文化は芸術と創造性への深い理解に満ちている。7番目のテーマパークとして、この地に壮大な形で出現し、現代建築と最先端技術を融合させて、ユニークでモダンな方法で、非常に没入感のあるエンタテインメント体験を提供する」と意気込みを語った。また、この新施設は「本物のディズニーでありながら、明確に(UAEの)エミラティ」の特色を持つ独自の魅力を備えるという。

ディズニー・エクスペリエンス部門トップのジョシュ・ダマロ会長も「アブダビのリゾートは、我々のポートフォリオの中で最も先進的でインタラクティブな目的地となる。パークの立地は非常にユニークであり、美しい海岸に接していることで、全く新しい方法で物語を伝えることができるだろう」と期待を寄せている。

一方、パートナー企業であるMiralのモハメド・ハリファ・アル・ムバラク会長は「アブダビは伝統と革新が出合う場所であり、過去を保存しながら未来を設計している。アブダビとディズニーの協力は、先見的なリーダーシップと創造的な卓越性を組み合わせた驚くべき結果を示している」と述べ、このプロジェクトが単なる商業施設を超えた文化的意義を持つことを強調した。

中東地域を代表する観光地として急速に発展するUAEは、すでにドバイのレゴランドやワーナー・ブラザーズのテーマパークなど様々な国際的エンタテインメント施設を誘致しているが、世界最大級のブランド力を持つディズニーの進出により、さらなる観光産業の飛躍が期待される。

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