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妻夫木聡、生命力みなぎる「宝島」完成を報告! 宣伝アンバサダーとして全国を駆け巡る

2025年5月5日 20:08

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第160回直木賞を受賞した真藤順丈氏の傑作小説を大友啓史監督のメガホンで映画化する「宝島」の完成報告会見が5月4日、東京・丸の内TOEIで行われ、妻夫木聡広瀬すず窪田正孝、大友監督が出席した。

1952年、アメリカ統治下の沖縄。そこには米軍基地から物資を奪い、困窮する住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。主人公・グスク(妻夫木)、幼馴染のヤマコ(広瀬)、レイ(窪田)、そして皆の英雄的存在であるリーダーのオン(永山)。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る彼らだったが、ある襲撃の夜、オンは忽然と姿を消してしまう。20年の歳月を経て衝撃の真実が明かされる。

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2019年の原作権取得から6年、コロナ禍による2度の撮影延期に見舞われながらも、スタッフ・キャスト一同、情熱を注いだ本作が完成。会場となった丸の内TOEIは、72年の沖縄返還前となる60年にオープンしたことから、今回の会場に選ばれた。

登壇した妻夫木は「ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、この映画は2回ほど流れまして、3度目の正直ということで、ようやく完成することができました。完成報告会見を行う今日という日が感慨深いです」としみじみと挨拶。大友監督も「妻夫木くんが言った通り、この映画は紆余曲折ありまして、諦めようかなと思ったこともありましたが、なんとかここまでたどり着きました。俳優たちがこの企画をちゃんと待っていてくれて、すばらしい演技をしてくれました。こうして今日、お披露目できることを本当に心強く、そして嬉しく思います」と客席に語りかけた。

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完成した作品を鑑賞したばかりだという妻夫木は「まだ客観的に見られない部分もありますが、まずはこの作品が持つ圧倒的な生命力を感じました。シンプルに見終わった後に、生きていかないといけないなと、心の底から思いました。僕自身、死というものに対しては終わりを意味するものだと思っていたけれど、死があるからこそ生があるというか。死があるからこそ、生きとし者の糧になるのかなと。どんどん引き継がれていくものがあって、僕たちはそれに支えられて生きているんじゃないかと。だからこそ精いっぱい生きていかないといけないなと思いました」と言葉に力を込めた。

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広瀬が「いい意味ですごく疲れました。本当に血が騒ぐようなシーンがとても多くて、自分がいなかったシーンを観て、これは大変だったろうなと思って。いろんな撮影の日々を、濃厚だったなと思い返していました」と語ると、窪田も「妻夫木さんがおっしゃっていましたけれど、本当にみんなが全力で生きてきて。死という概念も今と違う感覚なのかもしれない。もしかしたら次の瞬間に命を奪われるかもしれないし、死と隣り合わせにあるからこそ、全力で今を生きている。沖縄の人たちが全力で生きていることの思いを客観的に見たときに、生きている魂のようなものを感じたことが大きかった」と述懐した。

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妻夫木にとっては、2006年に出演した映画「涙そうそう」が今作と同じコザで撮影されたこともあり、同所を舞台とした本作に運命的なものを感じたという。「僕自身、縁があるお話だなと思って原作を読ませていただいたんですが、もしかしてどこか導かれたのかもしれない。もちろん役者さんで、コザで撮影したことがある方もたくさんいると思いますが、僕は『涙そうそう』という映画を通じて仲良くなった人がたくさんいて。だからこそこの映画に導かれたんじゃないかなと。どこか運命的なものを感じて。今に続く沖縄の問題というのはいっぱいあるし。そういう現地の方の言葉にならない声を、芝居に変えて表現していかなきゃいけないという使命感みたいなものはありました」と語る。

そうした歴史的背景もありながらも、エンタテインメントの要素も強かったそうで、妻夫木は「自分が出ていないシーンでもここまでのことをやっていたのかと思いました。大友監督がエンタテインメントとしてもお客さんを楽しませるんだというものを頭の中に描けていたというのはすごいことだと思いました」と最敬礼だ。

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史実として語り継がれているコザ暴動のシーンでは延べ2000人を超えるエキストラが投入され、群衆ひとりひとりにまで演出を加えて行く大友監督の手腕により、当時の息遣いまで再現されたリアルな感情の爆発シーンなどが、想像をはるかに超えたスケールで描かれる。大友監督は、「どこに行くか分からない感情のうねりというか、どう現場を混乱させるかということ。それは演出家が知ったかぶりしちゃいけないし、コントロールしちゃいけない。とにかくそこに役者を放り込んで、僕は黙ってそれを撮りたかったということ」と真摯に打ち明けた。

なお妻夫木は、本作の宣伝アンバサダーに就任し、大勢の人たちの前で直接この映画について語りたいと意気込む。「『ウォーターボーイズ』という映画をやった時、監督と一緒にいろんな土地をまわって、話をしているうちに、その映画がその人のものになるということを体感した。あの感じが『宝島』でもできないかなと思った」と意図を説明。「映画で世界が変えられるわけではないとは思いますが、この映画にはそれを覆す生命力があるんじゃないかと信じている。青臭いですけど、僕は映画の力を信じていて。だからこそキャンペーンという形で、全国の方にこの映画を直に持っていきたいと思っているんです」と力強く語った。

宝島」は9月19日から全国で公開。

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