長澤まさみ主演「ドールハウス」、ヨーロッパ最大のアジア映画祭で喝采を浴びる【新場面写真あり】
2025年4月30日 23:00

長澤まさみと「スウィングガールズ」の矢口史靖監督がタッグを組んだ映画「ドールハウス」が、第27回ウディネ・ファーイースト映画祭コンペティション部門に正式出品され、矢口監督と長澤演じる主人公の家族を翻弄していく謎の人形“アヤ”が現地に赴き、オープニングセレモニーと上映会に参加した。

本作は、日本での公開を前に世界三大ファンタスティック映画祭のひとつであるポルト国際映画祭をはじめ、香港国際映画祭で上映されてきたが、ヨーロッパ最大のアジア映画祭である、イタリアのウディネ・ファーイースト映画祭での上映ということで、矢口監督とアヤがセレモニーと舞台挨拶に登壇した。
4月25日(現地時間)に実施されたオープニングセレモニーでは、映画祭の主宰であるサブリナ·バラセッティに名前を呼ばれ、会場に着席していた矢口監督とアヤが立ち上がると、ひときわ大きな歓声が上がり、監督と“アヤ”がこれに応えた。

オープニングセレモニーと上映会の合間の26日には、監督とアヤはベネチアを訪問。運河やゴンドラ、史跡や美しい町並みなどを巡ると、すれ違う現地の人々にも注目され、何度も写真撮影を求められたという。
4月27日の夜に上映会が実施され、オペラハウスとしても使用されている上映会場のテアトロ・ヌォーヴォには1000人以上の観客が詰めかけ、2階席、3階席も埋まる盛況ぶり。上映前の舞台挨拶に矢口監督とアヤが登壇し、矢口監督が「Buonasera a tutti. Mi chiamo Shinobu Yaguchi.(皆さんこんばんは! 私の名前は矢口史靖です)」とイタリア語で挨拶すると会場は大盛り上がりとなった。そして「こんなにお客さんがホットな劇場に来たのは初めてなので、とても喜んでいます。僕が抱っこしている人形はアヤといいます。映画で出てくる本物です。この“とっても可愛い”アヤちゃんが大活躍しますので楽しんでください!」と挨拶した。

本編上映中は所々で驚きの声や時には笑い声も上がり、エンドロールが流れると大きな拍手が発生。矢口監督とアヤにスポットライトが当てられ、観客の拍手に応えると、ひときわ大きな歓声が上がった。上映後のロビーでは大勢の観客に囲まれた矢口監督とアヤちゃん。長蛇の列ができ、大勢の観客がカメラを向け、アヤはまるでスターのような状態になった。

映画を観たばかりの観客からは、「オリジナリティがあって非常に面白かった! 精神的に迫ってくる感じがあり、非常にスリリングだった」「ゾクゾクする気持ちとワクワクする気持ちと、思わず笑ってしまう気持ちと、いろんな感情が楽しめた映画だった」といった感想が寄せられた。舞台挨拶を終えた矢口監督は「ポルト、香港に続き、イタリアでも盛り上がって嬉しいです。だいぶ熱狂的で、劇場が2階、3階もあるオペラハウスのような会場だったのですが、どの席からも声援と絶叫が聞こえて、非常に満足しております」と喜びを語った。

新たに披露された場面写真は、謎の人形アヤと長澤演じる主人公の佳恵が対峙する様子を確認することができる。
「ドールハウス」は、6月13日全国公開。
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