動画配信サービス「Max」もパスワード共有制限開始
2025年4月25日 16:30

動画視聴習慣に新たな変化が訪れようとしている。ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー(WBD)が運営する人気動画配信サービス「Max」が、4月23日より米国内でパスワード共有制限を本格的に開始したと、米バラエティが報じている。「Extra Member Add-On(追加メンバー機能)」と名付けられた新サービスは、月額7.99ドルで提供され、アカウント所有者が同居していない友人や家族に合法的な視聴アクセスを提供できる仕組みとなっている。
この動きは、すでに業界に大きな収益効果をもたらしているNetflixの戦略に追随するものだ。Netflixは2023年に同様の制限を導入し、その結果として560万人もの新規加入者を獲得することに成功している。さらに業界最大手のディズニープラスも2024年9月に同様の制限を開始しており、ストリーミング市場全体がビジネスモデルの見直しを進めている段階にある。
新機能の詳細を見ると、追加メンバーは独自のログイン情報を持ち、1つのプロフィールを1台のデバイスで同時視聴できる設計となっている。また利便性を考慮し、既存のプロフィールを新アカウントに移行することで、これまでの視聴履歴やパーソナライズされたレコメンデーションをそのまま引き継ぐことも可能だ。ただし1アカウントにつき追加できるのは1人のみという制限も設けられている。
WBDのグローバルストリーミング&ゲーム部門を率いるJ・B・ペレットは「視聴者に最高クラスのコンテンツを優れた価値で楽しむ新しい方法を提供し、アカウント管理の柔軟性を高める重要な進化だ」と本施策の意義を強調している。
Max側の対応はすでに始まっており、世帯外でのアカウント共有に対する段階的な警告が開始されている。今後は利用状況やデバイスの使用パターンなど複数の要素から不正共有を検出し、徐々に制限を強化していく方針だ。同社の利用規約によれば、繰り返し違反が続く場合はアカウントの停止や機能制限が実施される可能性もあるという。
この流れはストリーミング各社の収益構造の見直しの一環として今後も拡大していくと見られ、視聴者のコンテンツ消費習慣にも大きな影響を与えることになりそうだ。
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