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指名⼿配犯・桐島聡を描く衝撃作『「桐島です」』本ビジュアル完成 桐島の盟友を演じた奥野瑛太のコメントも

2025年4月18日 13:00

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画像1(C)北の丸プロダクション

夜明けまでバス停で」の高橋伴明監督が、指名手配犯・桐島聡の“弱い立場の人に寄り添う人柄・考え”をドラマチックに描く衝撃作『「桐島です」』の本ビジュアル、そして物語のキーパーソンを演じた奥野瑛太のコメントが披露された。

2024年1月26日、衝撃的なニュースが日本を駆け巡った。1970年代の連続企業爆破事件で指名手配中の「東アジア反日武装戦線」メンバー・桐島聡容疑者とみられる人物が、末期の胃がんのため、神奈川県内の病院に入院していることが判明した。男は数十年前から「ウチダヒロシ」と名乗り、神奈川県藤沢市内の土木関係の会社で住み込みで働いていた。入院時にもこの名前を使用していたが、健康保険証などの身分証は提示しておらず、男は「最期は本名で迎えたい」と語った。報道から3日後の29日に死去し、約半世紀にわたる逃亡生活に幕を下ろした。

画像2(C)北の丸プロダクション

桐島聡は、1975年4月19日に東京・銀座の「韓国産業経済研究所」ビルに爆弾を仕掛け、爆発させた事件に関与したとして、爆発物取締罰則違反の疑いで全国に指名手配されていた。最終的に被疑者死亡のため、不起訴処分となっている。

この謎に満ちた人物の軌跡を「夜明けまでバス停で」で第96回キネマ旬報ベスト・テン日本映画監督賞、脚本賞を始め、数々の映画賞を受賞した脚本家・梶原阿貴と高橋監督のコンビがシナリオ化。主演の桐島聡役は毎熊克哉。主演映画「ケンとカズ」で注目されて以来、映画・ドラマで活躍し続け、今年は主演作「初級演技レッスン」も公開。本作では20代から70歳で死去するまでを演じ切っている。

画像3(C)北の丸プロダクション

本作の製作に際しては桐島の盟友で、現在も反権力闘争を続ける宇賀神寿一氏も取材に協力しているが、同氏の半世紀を奥野が演じている。奥野は「闘争と時代の風潮の中に己の青春を全うするように、自らを必死に模索し当時を生きようとしている若者に映ればいいなと思いました。(桐島が)どのように過ごしていたのかなと、なんだかとりとめもなく考えてしまいます」とコメントを寄せた。

本ビジュアルは、とても爆破事件を起こした人物とは思えない、屈託のない笑顔を見せる桐島を捉えており、「偽名で生きてきた。けれど心までは、偽らなかった。」というコピーが添えられている。

なお、本作は4⽉18日から始まる第15回北京国際映画祭の「2025 北京・⽇本映画週間」(パノラマ部⾨)に正式出品が決定している。映画は7月4日から新宿武蔵野館ほかにて公開。

奥野のコメント全文は以下のとおり。

奥野瑛太(宇賀神寿⼀役)
宇賀神寿⼀役を演じるにあたり、プロレタリアートや、日帝が戦中戦後にアジアにしてきた事を見つめることによって、闘争と時代の風潮の中に己の青春を全うするように、自らを必死に模索し当時を生きようとしている若者に映ればいいなと思いました。脚本に“禿頭になった宇賀神(64)が桐島を探している。“と書かれているのを読んで、えっ!? あぁ…ハゲないといけないのかな…どうするかなぁ…って思ったのを覚えています。
宇賀神氏が機関紙「救援」で「そんな桐島に会って話したかった。」と書かれている事が印象的でした。どのように過ごしていたのかなと、なんだかとりとめもなく考えてしまいます。ぜひ劇場でご覧下さい。

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