パンデミックの「あの日々」を描くロマンスコメディ、オリビエ・アサイヤス「季節はこのまま」予告編
2025年4月3日 17:00

フランスの名匠オリビエ・アサイヤス監督の最新作「季節はこのまま」の日本版予告編と、海外版ポスタービジュアルが公開された。
アサイヤス監督自身が「これまでで最もパーソナルで親密な映画」と語るコメディ・ロマンスドラマ。2020年4月、新型コロナウイルスのパンデミックにより世界中で外出が制限された春。映画監督の兄ポールと音楽ジャーナリストで弟のエティエンヌは、それぞれが本格的な交際を始めたばかりである恋人のモルガン、そしてキャロルとともに、子どもの頃暮らした郊外の家に閉じこもって生活することになる。懐かしい風景、新たな生活様式への戸惑い、世界から切り離されたような感覚、一緒に住んで初めて知る互いのこと……なにもかもが変わり、すべてが「止まってしまった」時間のなかで、ポールたちは不安を抱えながらもゆっくりと、たしかにそこにある光、愛と人生の新たな側面を発見していく。
予告編では、パリ郊外の美しい風景に、私たちも経験したコロナ禍のあの日々の「あるある」が軽妙なコメディタッチで映される。そして予告編を締めくくるのは、「ホックニーが言ってたんだ。もっとも重要なものは「愛」だって」と、主人公のポールが語りかけるセリフ。本作の制作のきっかけとなる存在で、本編でもたびたび言及される画家デイビッド・ホックニーの言葉だ。
海外版ポスタービジュアルは、日本版ポスタービジュアルと同じ場面を扱いながらも、まるでホックニーのデジタル画に影響を受けたかのようなイラスト絵で構成され、コミカルでありながらも人生を生きるヒントに満ち、鮮やかな色彩と春の光にあふれた美しい本作への期待が高まる仕上がりだ。
アサイヤス監督は、「ホックニーがロックダウン中にiPadで、本作の舞台と同じノルマンディーの風景を見て絵を描いたように、自分はこの映画「季節はこのまま」を撮ったのだ」と語っている。
「季節はこのまま」は、5月9日から、Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国順次公開。
(C)Crole Bethuel
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【最愛の妻がテロリストに殺された――】殺しの経験ゼロ、しかし“最高の頭脳を持つ男”の復讐が始まる
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

異常者×異常者×異常者…
【イカれた映画を紹介するぜ!】命令無視の異常者チームが無許可で大暴れ! ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

絶対に絶対に絶対に“超ネタバレ厳禁”
【涙腺崩壊、感情がぐちゃぐちゃで大変】早く話したいから、お願いだから、みんな早く観てほしい。
提供:リトルモア

映画が大好きな人へ――
“映画館でオトクに観る裏ワザ”、ご紹介させてください!【知らないと損な神情報】
提供:KDDI