熊本で21週公開のロングラン! 「骨なし灯籠」が東京へ上陸【ポスター&予告】
2025年3月31日 09:00

第18回トロント国際女性映画祭で最優秀初監督賞を受賞した「骨なし灯籠」が、5月16日~29日に恵比寿ガーデンシネマ、6月3日~22日(※月曜は休館)に東京都写真美術館ホールで、字幕付きで公開されることが決定した。併せてポスタービジュアルと予告編がお披露目された。

本作は、2024年3月に映画の舞台となる熊本のミニシアター「Denkikan」で先行上映がスタートしたが、口コミが広がり21週公開という異例のロングランに。その後、神戸、名古屋で公開されたほか、第18回トロント国際女性映画祭や第5回チネチッタ国際映画祭など海外の映画祭でも評価された本作の東京公開が実現した。なお、恵比寿ガーデンプレイス内の2館で約1カ月に渡って上映されるのは前例がなく、異例の興行となりそうだ。
ポスターを手掛けたのは、映画の舞台である熊本県出身で「キングダム」「ラストマイル」のポスターも担当したデザイナーの吉良進太郎。凛とした亡き妻の横顔に、映画を彩る風景が潜むデザインで、何かに気づいたような表情をみせる夫の姿が重ねられている。別名、骨なし灯籠と呼ばれる山鹿灯籠をモチーフにした幻想的なイメージに、本作を象徴するという「また明日!」というコピーが添えられている。

予告編は「大切な人を亡くしたあなたへ」というテロップから始まる。そして政治学者で熊本県立劇場の館長を務める姜尚中氏の「生と死という重いテーマが、これほど深く、そして清々しく描かれている映画は稀ではないか」というメッセージが続く。また、映画を観た観客の「夫婦ともに涙なしでは観れませんでした」「ラストシーンのセリフに『ああ、これは亡き夫が私に言ってくれたのだ』と思い、涙がとめどなく溢れてきました」という声が紹介されている。

監督・脚本を手掛けたのは、かつて倉本聰が主宰した脚本家と俳優養成の私塾「富良野塾」出身の木庭撫子(こばなでしこ)。現在も放送作家として「おかあさんといっしょ」や「箱根駅伝」の構成やナレーション台本を担当する木庭が、元テレビマンで本作のプロデューサーを務めた夫と二人三脚で資金集めから奔走し、オール山鹿ロケで作りあげた。なお、本作は木庭の監督デビュー作となる。
東京公開を受け寄せられたキャストと監督のコメントは以下のとおり。
(C)熊本やまが映画プロジェクト
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