「デアデビル ボーン・アゲイン」“犯罪王”キングピンの暴力性を引き出す役づくりとは? ビンセント・ドノフリオが語る
2025年3月26日 13:00

マーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ「デアデビル ボーン・アゲイン」が、ディズニープラスで独占配信中だ。本作は盲目の主人公が、法では裁けない裏社会を相手に、生身の奮闘を繰り広げるアクション大作。どのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品とも一味違う、ダークで衝撃的な内容が話題を集め、配信開始直後から各国で好スタートを切っている。
幼い頃に事故で失明し、昼は弁護士として正義を追求し、夜はデアデビルとして悪と戦う主人公のマット・マードック(チャーリー・コックス)。そんなデアデビルと敵対し、ニューヨークを陰で支配する“犯罪王”キングピンことウィルソン・フィスクを演じるビンセント・ドノフリオが、役づくりについて語るコメントを、映画.comが独占入手した。

ドノフリオは、キングピンという狂暴な役どころについて、「彼は壊れていて、腐りきっている。裏社会で名を馳せるキングピンが太陽の下で生きようと葛藤しているんだ」と語る。幼い頃のトラウマが原因で、現在の暴力的な人格が形成されたキングピン。その内面を理解し、自分自身のなかにキャラクター像を落とし込んだのだという。
原作コミックでは、スパイダーマンの敵としても有名なキングピンことウィルソン・フィスク。MCUに登場するヴィランのなかでも、とりわけ危険で恐れられているキングピンは、巨体から繰り出される圧倒的なパワーで敵を叩きのめし、ギャングとしての手腕も一目置かれる存在だ。
自身の生まれ故郷であるニューヨークのヘルズキッチンを掌握するために、実業家として再開発の計画を進める一方で、数々の犯罪に手を染め、警察やマスコミを買収して自身の支配下に置くなど、裏社会を牛耳る犯罪王という裏の顔を持つ。「デアデビル ボーン・アゲイン」では、ついにニューヨーク市長に就任し、自身の理想を実現させようと、さらに暗躍しており、その容赦ない暴力性も健在だ。

一方、愛する妻のヴァネッサ(アイェレット・ゾラー)に対しては、誠実な態度で接し、大切にする優しさもあわせ持っている。凶暴性と深い愛情。そんな二面性を表現するドノフリオは、「キングピンという役を作り上げる方法は、とても内面的なものだと言うべきだ」と語る。
「彼は妻とともに、自分たちが欲する全てを完全にコントロールできる立場に持っていこうとしている。裏社会で名を馳せるキングピンが、自分の欲しいものを手に入れるためには、吸血鬼が太陽の下で生きようとするように弱点を乗り越えないといけない。彼は葛藤しているんだ」(ドノフリオ)
また、ありのままの感情をさらけ出せる理由として、共演するコックスやゾラーとの良好な関係性を挙げており、「僕たちは親しい友人同士であり、お互いのことをよく知っている。信頼し合っているんだ」と明かす。この意見に、コックスも「人間として愛し合っているからこそ、お互いに無関心や憎しみといった感情を演じやすいのだと思う」と、大いに同意している。
「ヘルズキッチンをより良い場所にしたい」という共通の願いを持ちながらも、正義の形が異なるがゆえに、激しくぶつかり合うキングピンとデアデビル。そんな両者の危ういバランスがもたらす緊張感は、「デアデビル ボーン・アゲイン」の見逃せないポイントだ。果たして、デアデビルは、キングピンが暴力で仕掛ける負のスパイラルを食い止めることができるのか--今後の展開に期待が高まる。

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