ヒュー・グラントが「一生セラピーが必要になる」と警告する脱出サイコスリラー「異端者の家」3ショットインタビュー
2025年3月21日 12:00

A24製作の脱出サイコスリラー「異端者の家」に主演のヒュー・グラントと共演のソフィー・サッチャー、クロエ・イーストが、役作りや作品の見どころについて語る3ショットインタビューを入手した。
本作でグラントが演じたのは、宣教に訪れた2人のシスターを並外れた頭脳と巧みな話術で翻弄する謎の男ミスター・リード。そして、サッチャーとイーストが、リードが支配する迷宮のような家から命がけで脱出しようとするシスターのパクストンとバーンズに扮している。

「クワイエット・プレイス」のブライアン・ウッズ&スコット・ベックのコンビが手掛けた脚本について、グラントは「本当に風変わりで歪んでいた。僕自身この8~10年の間、変わり者の役にどうしても惹かれるんだ。中毒者のようにさらに強い刺激を求めてしまう。今回の役もそれと同じにおいがしたのさ。毒の香だ」と魅了された理由を明かした。また、役作りをする過程で動機やバックストーリーを探し出すため、とにかく脚本を掘り下げたそうで、連続殺人犯やカルトリーダーについてもリサーチしたという。

一方、イーストは監督たちとの仕事を振り返り、「思い描いていることがまったく同じだし、いつも観客の視点で物事を見ているのも独特だと思う。このジャンルのベテランだからどう伝えたらいいかを理解している」とその手腕に最敬礼だ。
他のスリラー映画のヒロインとの違いを問われたサッチャーは、「2人のイメージは変わっていくはず。布教者という設定もこういう役では珍しいかもね。宗教や哲学の論争が本作の恐怖のもとにもなってて、その論争を通じて何かを証明しようとする。そういう展開は今までになかったわ」と持論を展開した。

最後に本作の見どころを問われると、イーストが「これは新感覚のホラーと言えるかもしれない。見る人の心を乱して困惑させるような映画よ」と見どころをアピールすると、グラントも「観客の心を乱すのがこの作品の狙いだ。A24自体の狙いとも言える。一生セラピーが必要になるよ」と応じた。
「異端者の家」は4月25日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
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