本物のねずみ2000匹を放った不穏映像とリリー=ローズ・デップの怪演「ノスフェラトゥ」日本版予告、ポスター
2025年3月19日 18:00

ロバート・エガース監督による、吸血鬼をめぐるゴシックロマンスホラー「ノスフェラトゥ」の日本版予告、ポスターが公開された。
本作は、エガース監督が幼少期に夢中になった、F・W・ムルナウ監督のサイレント映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1922)に独自の視点を取り入れ、創出したもの。タイトルにもなっている「ノスフェラトゥ」とは、吸血鬼の総称として使われている言葉だ。
物語は、不動産業者のトーマス・ハッターが、自身の城を売却しようとしているオルロック伯爵へ会いに行くところから始まる。トーマスの不在中、彼の新妻エレンは、夫の友人宅で過ごすが、夜になると夢のなかに現れる得体のしれない“彼”の幻覚と恐怖に悩まされるようになる。時を同じくして、トーマスとエレンが滞在する街に、さまざまな災いが起こり始める。
リリー=ローズ・デップ、ビル・スカルスガルド、ウィレム・デフォー、ニコラス・ホルト、アーロン・テイラー=ジョンソンらが共演。第97回アカデミー賞で4部門にノミネートされた。
公開された予告編は、毎晩夢に現れる正体不明の“彼”の幻覚に襲われるエレンの悲鳴から始まる。トーマスや、医師のフォン・フランツが彼女を救おうと闇に立ち向かう姿が描き出されるが、次第に街にも“彼”の影が忍び寄り、様々な災いが起こり始める。本物のねずみ約2000匹を放って撮影されたリアルな映像の数々が不安感を増幅させ、やがて死を感じるほどの恐怖を募らせたエレンは、彼女自身では制御できない力に取り憑かれていく。度々映し出される指先や後ろ姿から“彼”がにじり寄ってくる様子が恐怖を誘うが、未だその全貌は謎のまま。リリー=ローズ・デップの怪演と、恐ろしくも美しいゴシックの世界に魅了される映像となっている。
「ノスフェラトゥ」は、5月16日に東京・TOHOシネマズ シャンテほかで公開。、3月21日からはムビチケオンラインの販売も開始。ムビチケ(オンライン)購入特典として、暗闇の中に佇むオルロック伯爵の姿を捉えたスペシャルな待ち受け画像を購入者全員がダウンロードできる。
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