中山美穂さんがスクリーンで蘇る「Love Letter」4Kリマスター版、特別動画を公開
2025年3月18日 11:00

岩井俊二監督の長編デビュー作「Love Letter」の日本公開30周年を記念し、4月4日から公開される4Kリマスター版の特別動画が、本作に出演する豊川悦司の誕生日である3月18日にお披露目された。
ポスタービジュアルと同じ構図の有名なカットからはじまる特別動画は、「岩井俊二監督のあの名作が30年の時を経てスクリーンで蘇る」というナレーションに合わせ、昨年12月に急逝した中山美穂さんを偲ぶ「In Memory of Miho Nakayama」という文字が重なっている。
「拝啓、藤井樹様」と手紙の書き出しを読み上げる中山さんのセリフを受け、秋葉茂役の豊川悦司との掛け合いが続く。中盤では中学校時代の同姓同名の少女・樹と少年・樹の姿が見てとれる。60秒の特別動画は、作品を象徴する「お元気ですか? 私は元気です!」と叫ぶ中山さんのシーンで締めくくられている。
神戸に住む渡辺博子 (中山美穂さん) が、山の遭難事故でフィアンセの藤井樹 (いつき) を亡くして2年が経った。三回忌の帰り道、樹の家を訪れた博子は、樹の中学時代の卒業アルバムから彼がかつて住んでいた小樽の住所を見つけ出した。博子は忘れられない彼への思いをいやすために、彼が昔住んでいた小樽=天国へ一通の手紙を出した。ところが、あろうはずのない返事が届く。やがて博子はフィアンセと同姓同名で中学時代の同級生、ただし女性の藤井樹が小樽にいることを知る。1通のラブレターが、埋もれていたふたつの恋を浮き彫りにしていく。

第19回日本アカデミー賞では優秀作品賞に加えて、秋葉茂を演じた豊川悦司が優秀助演男優賞と話題賞(俳優部門)を、少年時代の藤井樹を演じた柏原崇、少女時代の藤井樹を演じた酒井美紀が新人俳優賞、REMEDIOSが優秀音楽賞を受賞した。中山さんは、ブルーリボン賞、報知映画賞、ヨコハマ映画祭、高崎映画祭などで主演女優賞を受賞。1995年度「キネマ旬報」ベストテン第3位、同・読者選出ベストテン第1位に輝くなど多数の賞を受賞している。日本公開後、20カ国以上の国と地域で公開。1999年に韓国で初公開された際には140万人を超える動員を記録。
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