吉田羊、歌唱シーンに大緊張「かなり練習した」 「パディントン」声優オファーは“運命”
2025年3月10日 13:50

吉田羊が3月10日、大ヒット映画シリーズ最新作「パディントン 消えた黄金郷の秘密」の公開アフレコイベントに参加。生アフレコに加え、生歌唱を披露した。

クマのパディントン(CV:ベン・ウィショー)は、「老グマホーム」で暮らすルーシーおばさんを訪ねるため、ブラウン一家とペルーへ家族旅行に出るが、おばさんは眼鏡と腕輪を残して失踪していた。パディントンたちは、おばさんを探すため、残された地図を手がかりに、インカの黄金郷があるというジャングルの奥地へと冒険の旅に出る。
日本語吹き替え版では松坂桃李が、パディントンの声を担当。吉田は、パディントンたちがペルーで出会う「老グマホーム」の院長・クラリッサ(オリビア・コールマン)役を務めた。物語のカギを握る重要なキャラクターである彼女は、クマにも人間にも明るく親切で、「老グマホーム」のシスターたちをまとめる一見理想的なリーダーだが、言動がどこか怪しく、何か裏がありそうな人物という役どころだ。吉田は報道陣の前に、修道院のシスターをイメージしたファッションで登場した。

吉田はこの日、クラリッサのセリフがあるシーンと、クラリッサがギターを抱えて陽気に歌う、「サウンド・オブ・ミュージック」のような歌唱シーンをアフレコ。歌唱シーンの前は、「問題はこちらですよ……」と緊張気味の様子だったが、高音の伸びやかな歌声をたっぷりと響かせていた。歌唱後、緊張が解けたのか、吉田は「昨日の夜は、かなり練習しました」とほほ笑み、「歌うときは高音の方が楽なんです。ミュージカルさながらの曲で、歌い終わりがロングトーンなので、プレッシャーでした。歌はパディントンをペルーに迎え入れる、すごくワクワクして、期待感に満ちた歌なので、私自身が楽しんで歌って、それが伝わると良いなと思います」とアピールした。

本作への参加について、「運命的だった」と語る吉田。「去年の夏にイギリスに短期留学をしていて、そのときにホストファミリーが英語教材のひとつとして勧めてくれたのが、この映画『パディントン』だったんです。お子様もご覧になるので、英語表現は分かりやすく優しいですし、喜怒哀楽もふんだんに盛り込まれていて、自分の感情と連動して英語を学ぶことができて、とても効率的でした」と振り返る。
その出来事を機に「パディントン」ファンになったという吉田は、「映画を見たあとは、やたらパディントン駅を経由したりして、大好きになりました。映画に出てくる、(ノッティング・ヒルの)ポートベローロードにあるグルーバーさんのお店にも何度も行って、聖地巡礼をしてきました」「それで本作のオファーが来て、もう運命だと。絶対やらせていただきたいと思いました」と、懐かしそうに語っていた。

イベント終盤には、花束を抱えたパディントンが登場した。吉田はその姿を見ると、「本物だ~かわいい!」「モフモフだ~会いたかったよ」と感激。「吉田さん、ようこそ、パディントンファミリーへ」という言葉とともに花束が差し出されると、吉田は「ちょっと、モフッとして良いですか?」といい、パディントンとハグしていた。その後も、手をつないで降壇するなど、終始メロメロの様子だった。
「パディントン 消えた黄金郷の秘密」は、5月9日から全国公開。


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