「父と僕の終わらない歌」ディーン・フジオカ、松坂桃李のパートナー役で出演 寺尾聰の歌声響く本予告も
2025年3月8日 12:00

寺尾聰と松坂桃李が共演する映画「父と僕の終わらない歌」の本予告(https://youtu.be/QRHFYdghs18)が公開され、ディーン・フジオカが出演していることがわかった。
2016年、イギリス。YouTubeに投稿された1本の動画が、世界中を感動させた。ドライブの車中で楽しそうに歌う父と息子。助手席に座り、抜群の歌唱力で伸びやかに歌い上げる父テッド・マクダーモットは、アルツハイマー型認知症を患っている。この動画は同じ境遇にある世界中の家族に感動と希望を与え、再生回数は6000万回以上を記録。さらにこれがきっかけとなり、父テッドは80歳にしてCDデビューを果たし、イギリス最高齢の新人歌手となった。
本作は、この“奇跡の実話”を基にした作品で、「ちはやふる」シリーズなどで知られる小泉徳宏監督がメガホンをとっている。日本を舞台に、横須賀に生きる父と息子に置き換え、それぞれの愛と葛藤、家族や友人たちに支えられながら、アルツハイマーの父が若き日に諦めたレコードデビューの夢を、再び叶えようとするまでの感動の物語を描く。
予告編は、キャストの佐藤栞里が優しい声音でナレーションを務めている。寺尾演じる間宮哲太が小さな車内で高らかに歌を歌う姿や、本格的な衣装を着たサンバダンサーに囲まれ楽し気に踊る姿、パブで「乾杯!」と大声で音頭を取る姿など「歌が大好きで、破天荒な父」というナレーションをまさに体現するような、明るいシーンの連続から始まる。
しかし直後、自宅の場所がわからなくなってしまったことをきっかけに、アルツハイマー型認知症と診断されてしまう哲太。そんな父のかつての夢だった「歌手になること」を再び叶えようと動き出す雄太(松坂)や、周りを取り巻く温かな横須賀の仲間たち。だが少しずつ記憶が薄れていく哲太はついに息子である雄太に「知らないか?うちの息子のこと」と問いかける。
映像では、実際に寺尾が歌っている「Volare」を聴くことも可能だ。デビュー以来歌手としても活躍し、日本レコード大賞と日本アカデミー賞をどちらも受賞した経験のある芸能界唯一の“二刀流”である寺尾。俳優と歌手人生が初めて交わる本作では、劇中に登場する楽曲の選曲、アレンジも自ら手がけ、演奏も長年音楽活動を一緒にしてきたバンドメンバーと担当するなど音楽面でも映画に命を吹き込んでいる。
新キャストのディーンが演じる亮一は、雄太のパートナーであり、父のアルツハイマー型認知症の発覚により実家に帰ることとなる雄太の背中を優しく押す、温かな雰囲気のあるミュージシャン。2016年放送のNHKドラマ「喧騒の街、静かな海」で寺尾が父役、フジオカが息子役で共演しており、本作のオファーについては「“親父”に久しぶりに会いにいくか!という感じでした。コロナもあり、寺尾さんとはだいぶご無沙汰になってしまっていたので、この映画があったお陰ですごくいい機会をもらったなと思いました」と喜びを溢れさせている。
「父と僕の終わらない歌」は、5月23日から全国公開。コメントは、以下の通り。
人生を込めたこの作品、ご家族と、お友達と、是非劇場でご覧ください。
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