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広瀬すず、坂元裕二作品の「とってもファン」 杉咲花&清原果耶らと語り合った“坂元らしさ”はトイレのスリッパ!?

2025年3月3日 18:42

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撮影以外の時間もずっと一緒にいたという3人
撮影以外の時間もずっと一緒にいたという3人

花束みたいな恋をした」の脚本家・坂元裕二土井裕泰監督が再タッグを組んだ「片思い世界」の完成報告イベントが3月3日、都内で行われ、主演を務めた広瀬すず杉咲花清原果耶と土井監督が登壇した。

物語の主人公は、現代の東京の片隅、古い一軒家で一緒に暮らす、美咲(広瀬)、優花(杉咲)、さくら(清原)。仕事に行ったり学校に行ったりバイトに行ったり。家族でも同級生でもないけれど、互いを思い合いながら他愛のないおしゃべりをして過ごす、楽しく気ままな3人だけの日々。もう12年、強い絆で結ばれているそんな彼女たちの、誰にも言えない“究極の片思い”が描かれる。

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公開日が迫るなか、広瀬は「本作のお話が決まってから、3人で1回、ごはんを食べに行きました。その日から2年経ったというのを、今日実感して。すごくあっという間のようで、この2年間、ずっと心にあった作品です」と感慨深げ。杉咲は「お話をいただいたのは3、4年前で、『こんな素敵な座組みに飛び込めるんだ』という喜びがありました」といい、清原は「ついに公開か~と、じんわり胸があたたまるような気持ちです。映画が作られることは当たり前じゃないなと、日々痛感するなかで、大好きなキャストと監督とスタッフの皆さんと、今日ここに立てていることが嬉しいです」と喜びを明かした。

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撮影を振り返り、広瀬は「私が演じた美咲は、3人のなかだと長女みたいな立場です。ふたりが笑ってくれていたら良いなと。お母さん、お父さん、お姉ちゃんでもあるけれど、すっと妹にもなれるような。家族のいろんな役割の存在になれたら良いなと思って、現場に立たせていただいていました」と語る。「柄にもない料理をするシーンがあって、キッチンにいると、ふたりが寄ってきてくれました」と、ほほ笑んでいた。

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杉咲は、広瀬や清原と顔を見合わせて笑いながら、「撮影中もセッティング中も、ずっと3人で過ごしていて。撮影が終わってからもしょっちゅうごはんに行っていたので、クランクアップした頃は、急にその日々がなくなっちゃって、幻だったんじゃないかと錯覚するくらい。喪失感がありました」と思いを馳せる。そんな3人の姿を現場で見ていた土井監督は「気付くと、いつも3人ずっと一緒にいました。セットを降りても、ずっとベンチでしゃべっていて。一晩中、撮影する日があったんですが、3人は道端でずっとしゃべっていました(笑)」と証言。「(劇中で3人が)ずっと暮らしてきた12年間は描かれないので、その時間を埋めようとしていたのではないかなと思います」と、明かしていた。

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杉咲は、本作にこめた思いについて、「3人で過ごす時間は、とても温かい気持ちをいただいていたんですが、3人が抱えているのは重たいものだったりして。撮影中はちゃんと表現しきれるかというプレッシャーから、1日1日をやっと乗り越えていくような感覚で。撮影前にごはんを食べられない日もあったり、ちぎれそうな心で過ごすことも多かったです。見ていて苦しくなるシーンもあると思いますが、見た方がその先で、あたたかいものを受け取ってくださるのかなと感じられると、ほっとします」と胸中を吐露した。

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そして話題は、脚本から感じた、“坂元らしさ”について。ドラマ「anone」でタッグを組んだ広瀬は、「どこを切り取っても坂元さんワールドが広がっていました」「特に3人の家での会話のシーン。さくらが冒頭で、年上ふたりに怒る、突っ込むシーンのリズムや、その原因がクスッと笑える日常というか。肌なじみがとても良い言葉の紡ぎ方。とってもファンです」と宣言する。

続く清原は、「『花束みたいな恋をした』で一度、坂元さんの言葉を、役を通して語らせていただきました。またその世界に浸れるんだという嬉しさがすごくあって。また監督と一緒に、坂元さんの世界でどう生きられるんだろうという好奇心が勝ったことを覚えています。言葉の温度感や質感の、日常的な部分と非日常な部分が曖昧になっている気がして、ゆらゆら揺れている感じが好きです」と、坂元作品への愛を伝える。土井監督が、「『トイレのスリッパを履いている人が怒られる』というのが、坂元さんの作品では割とありますよね」と話し出すと、3人は同調していた。

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この日は、坂元が作詞した楽曲「声は風」を劇中でも歌唱している杉並児童合唱団が、生歌唱を披露。合唱団の近くで、たっぷりと楽曲を堪能した3人は、「真っ直ぐでピュアな歌声と、坂元さんの言葉で、やられてます。泣きそうになっちゃいました」(広瀬)、「本当に素晴らしかったです。この曲に込められた、生きることへの強く美しくポジティブなメッセージが、本当に純度高く飛び込んできて、心が浄化されました」(杉咲)、「本当に素敵な歌唱で、胸がいっぱいってこういうことなんだなと。撮影当時のことも思い出しましたし、撮影を終えて、こうして3人で当時はどうだったと振り返っている時間すらも愛おしいと確かめさせてくれるような、素敵な演奏でした」(清原)と、感無量の様子だった。

片思い世界」は4月4日から、東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。

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