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暴動後のニューカレドニアの現在は「かなりの緊張状態」2018年の住民投票、先住民族の思いと女性の奮闘を捉えたドキュメント【第2回沖縄環太平洋国際映画祭】

2025年2月24日 15:00

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マルタン・ジェイエ監督
マルタン・ジェイエ監督

沖縄県・那覇市で開催中の第2回Cinema at Sea 沖縄環太平洋国際映画祭「Islands in Focus」部門で「エデンの部族 独立の夢」が2月23日上映され、マルタン・ジェイエ監督が作品と、ニューカレドニアの現在について語った。

2018年に行われたニューカレドニア住民投票を捉えたドキュメンタリー。部族が対峙する日々の闘いや、先住民族カナックの女性を中心に、部族の未来を掴み取るため、自らの文化を守る姿を映し出す。伝統的な習わしの刷新に挑む中で、彼女は「共同体が女性を部族のリーダーとして受け入れる準備ができているのか?」という問いにも直面する。

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本作はジェイエとマチルド・ルフォールによる共同監督作品。「私たちはもともとニューカレドニアの出身で、フランス本土で映画を学んでいました。そして、初めての住民投票がある年、国に帰る必要があると強く感じ、2017年にニューカレドニアで1年過ごしました。その時に様々な政治家やジャーナリストとの出会いを通し、マニーさんと知り合うことができました」と製作の経緯を語る。

映画は2018年の住民投票における先住民族たちの想いを映したものだが、昨年5月には先住民族たちの抗議行動が、大規模な暴動に発展した。「現在のニューカレドニアは大変複雑で厄介な状況になっています。かなりの緊張状態であり、去年はその緊張状態が爆発し、暴動も多く起こりました。ニューカレドニアでは今、社会的そしてまた経済的な危機に陥っています。我々ニューカレドニアの住民は強い悲しみを持って受け止めています」と現状を報告した。

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ジェイエ監督は「投票よりもさらに大きなテーマとして取り上げたかった」こととして、先住民族カナックの女性の生活、主張を大きくフォーカスした。「ニューカレドニアのカナック族は、女性の立ち位置がとても低いのですが、しかしながらその役割は重要という矛盾があります。マニーさんは、実は部族の中で初めての女性のリーダーとして色々なことを変えようと努力している。カナックの男性の立ち位置や役割の大きさ、そして女性が何かを変えようとしているのかを映画の中で見せたかった」とその意図を説明した。

「第2回Cinema at Sea 沖縄環太平洋国際映画祭」は、3月2日まで那覇市ぶんかテンブス館テンブスホール、桜坂劇場などで開催。スケジュール、上映作品詳細は公式HP(https://www.cinema-at-sea.com/)で告知している。

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