被告は3人の人間を噛んだ犬! カンヌ映画祭パルム・ドッグ賞の不条理法廷コメディ「犬の裁判」ポスター&場面写真
2025年2月14日 16:00

第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品作で、パルム・ドッグ賞を受賞した「犬の裁判」(原題:LE PROCES DU CHIEN)が初夏公開される。このほど日本版ポスタービジュアル、場面写真4点が披露された。
人間と動物との関係に疑問を投げかける実話からインスパイアされた、コミカルなフランス法廷コメディ。第70回カンヌ国際映画祭カメラドール受賞作「若い女」(18)や、「シンプルな情熱」(20)など俳優・ダンサー・作家・演劇監督として活躍するレティシア・ドッシュの初監督作で、自身が本作主人公の弁護士アヴリルを演じながらウィットに富んだ笑いと感動、そして滑稽に社会の不条理を描く。
(C)BANDE À PARTFILMS_ATELIER DE PRODUCTION_RTS RADIO TÉLÉVISION SUISSE_SRG SSR_FRANCE2CINÉMA_2024負け裁判ばかりで事務所から解雇寸前のスイスに暮らす弁護士アヴリルは、次の事件では必ず勝利を勝ち取ろうと決意していた。そんなときある男から、かけがえのない伴侶で絶望的な状況にある犬のコスモスの弁護を依頼される。コスモスが3人の人間に噛みついたというのだ。アヴリルは仕方なく、またも勝ち目のない犬を弁護することに…。法律で犬は“物”と見なされ、飼い主へ罰金1万フランとコスモスの安楽死を言い渡されるなか、犬が“物”ではないというアヴリルの主張が認められ、前代未聞の犬が被告となった「犬の裁判」が始まる……。
コスモスを演じたのは、アクロバティックなサーカス犬のコディ。本作ではサーカス犬としてではなく、彼の内面や感情を出した名演技を見せ、第76回カンヌ国際映画祭でパルム・ドック賞を受賞した。なお、本作は3月20日(木・祝)~23日(日)に開催される「横浜フランス映画祭 2025」での上映が決定している。初夏シネスイッチ銀座・UPLINK吉祥寺他全国順次公開。

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