ドアチェーン越しのエロティックなキス、そして情事の後… セルゲイ・ポルーニン出演「シンプルな情熱」場面写真
2021年5月27日 15:00
フランス現代文学を代表する女性作家アニー・エルノーが、自身と既婚年下男性との愛の体験を赤裸々につづったベストセラー小説を映画化した「シンプルな情熱」。世界的ダンサーのセルゲイ・ポルーニンが出演する場面写真が公開された。
パリの大学で文学を教えるエレーヌは、あるパーティでロシア大使館に勤める年下の男性アレクサンドルと出会い、瞬く間に恋に落ちる。その後エレーヌは、アレクサンドルとの抱擁がもたらす陶酔にのめり込み、妻帯者でもあるアレクサンドルからの電話をひたすら待ち続ける。ポルーニンがアレクサンドル、「若い女」のレティシア・ドッシュがエレーヌを演じた。
カンヌ国際映画祭でも絶賛されたダニエル・アービッド監督が、女性ならではの視点で、原作のスピリットを忠実に映画化。恋という名の情熱が、自分自身を発見し、人生をさらに自由に羽ばたくためのギフトだと教えてくれる、甘く切ない愛と官能の物語だ。
このほど公開された場面写真は、自分の気持ちを抑え、ドアのカギを開けないエレーヌとキーチェーン越しにエロティックなキスを交わすアレクサンドル、まるで彫刻のように美しい情事の後の半裸など、エレーヌの情熱的なドラマを想像させるシーンが切り取られている。
ポルーニンは、19歳で英国ロイヤル・バレエ団の史上最年少プリンシパルに選ばれた2年後、人気絶頂の中で突如退団を発表。現在は全身にタトゥーをまとう異端のダンサー、そして俳優としての新たなステージで活躍している。5月18日にはポルーニン自身がクリエイティブプロデューサー兼監督した、オーストラリアのシンガーソングライター、シーアの楽曲「MUSIC」のミュージックビデオがyoutubeで公開された。また、アントン・コービン監督による、ドキュメンタリー映画「ダンサー2」が製作されていることも25日に発表され、ロス・フレディ・レイの振付けで、パワフルにポルーニンが踊る映像が公開されている。
「シンプルな情熱」は、7月2日からBunkamuraル・シネマほか全国公開。