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志田彩良「遺書、公開。」で本領発揮 充実の25年は朝ドラ「あんぱん」放送控える

2025年2月5日 09:00

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卓越した表現力を披露した志田彩良
卓越した表現力を披露した志田彩良
(C)2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 (C)陽東太郎/SQUARE ENIX

進境著しい俳優の志田彩良が、映画「遺書、公開。」、ドラマ「こんなところで裏切り飯 嵐を呼ぶ七人の役員」での突出した演技力により、2025年を幸先良くスタートさせた。

昨年は2本の映画(「からかい上手の高木さん」「恋を知らない僕たちは」)に出演するなど、表現力に定評があった志田。年齢差50歳の伊武雅刀と主演する「こんなところで裏切り飯」第1話(1月15日深夜放送)では、愛知県を舞台に長期休暇中のはずの小野寺真理子(志田)が「パキスタンカレー」を紹介する。カレーをほお張りながら「たまらんっちゃけど」と幸せそうな表情を披露すると、SNSを中心に大きな反響を呼んだ。

画像2(C)2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 (C)陽東太郎/SQUARE ENIX

一方、1月31日に全国で封切られ堅調な滑り出しを見せた「遺書、公開。」では、廿日市くるみ役に扮している。「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」の吉野北人が主演を務め、陽東太郎の同名コミックを実写映画化した今作は、新学期の春、私立灰嶺学園の2年D組に生徒24人と担任教師をあわせた全員の明確な順位を記した「序列」が届けられる。犯人がわからないまま半年が過ぎたある日、誰もが羨む人気者だった序列1位の姫山椿が、校内で謎の死を遂げる。数日後、クラスの全員に姫山から遺書が届いたことをきっかけに、彼らのドス黒い本性が次々とあぶりだされていく。

画像3(C)2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 (C)陽東太郎/SQUARE ENIX

志田が息吹を注いだくるみは序列20位。人間観察・分析が趣味で、いつも机に向かって何か書いている。他クラスの生徒の情報にも詳しいという役どころ。主演の吉野のほか、宮世琉弥、「IMP.」の松井奏髙石あかり堀未央奈ら若手注目株がずらり顔を揃えているが、その中でも狂言回しのような要素も求められた志田の表現力には目を見張るものがあった。どのような心持ちで作品に臨んだのか本人に話を聞いた。

「廿日市はクラスメイトたちと積極的に絡むタイプではありませんでしたが、人への興味が深く、常に全体を客観視しているキャラクターです。温度の高いお芝居が繋がっていく中で、常に冷静で淡々とした振る舞いをする事で物語全体のバランサーとしての役割を果たせればと思い演じていました。クラス内に飛び交う感情をリアルに受け止め、その場で感じたことをそのままに表現して、役を全うできるよう努めました。心の中では私も爆発させたい!と思う瞬間が何度もありましたが、グッと堪えていました(笑)」

同年代や下の世代の役者が一堂に会した現場で、役ではなく志田本人が英勉監督をはじめとする製作陣からどのようなことを求められていたと感じたかも知りたくなった。

「皆さん経験値が高く、現場中に年齢を気にした事がないほどリスペクトが大きかったです。どのようなことを求められていたのか正直わかりませんが、重要な役を任せていただき、とても責任を感じました。原作のある作品なので、キャラクター性も大切に演じたいと思い、漫画と台本をしっかり読み込み、英監督とも都度話し合いながら、廿日市くるみというキャラクターを自分の中に落とし込みました。与えていただいた責任に応えられるよう、自分に出来ること、自分なりの廿日市を常に模索していました」

画像4(C)2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 (C)陽東太郎/SQUARE ENIX

また、個性あふれる俳優部の面々と過ごすなかで、撮影中に刺激を受けた共演者はいただろうか。どのような振舞いに刺激を受けたのかも聞いてみた。

「本読みで初めて共演者の皆さんとお会いした日から本当に刺激的な日々でした。特に御門役の髙石あかりさんのお芝居に衝撃を受けました。御門さんは怒りの感情を見せるシー ンが多い印象でしたが、その怒りの中にも悲しみや憎しみだけではない、いくつもの感情が込められていて、本番が始まる前の可愛らしい表情とのギャップも魅力的で、その引き出しの多さにとても刺激を受けました」

3月31日には、NHK連続テレビ小説「あんぱん」の放送が始まる。“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧き上がってくるような愛と勇気の物語。志田は、今田美桜扮する主人公・のぶの親友、小川うさ子に息吹を注ぐ。

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最後に、志田に芝居をするうえでの心の拠りどころとしているものが何であるか、問いかけてみた。

「周りの方々の存在がとても大きいです。応援してくださっている方々の温かい言葉はいつも心の支えになっています。作品を観て、両親が喜んでくれる姿を見るのも、また頑張ろうと思える瞬間です。そしてなりよりも演じること自体が大好きで、芝居をしている時間は何にも代え難いほど、自分自身が生き生きしているのを実感できる時間です。仕事に向き合うことそのものが、私の心を支えてくれていると感じています。 壁にぶつかることも沢山ありますが、その悔しい気持ちも原動力になっています」

執筆者紹介

大塚史貴 (おおつか・ふみたか)

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映画.com副編集長。1976年生まれ、神奈川県出身。出版社やハリウッドのエンタメ業界紙の日本版「Variety Japan」を経て、2009年から映画.com編集部に所属。規模の大小を問わず、数多くの邦画作品の撮影現場を取材し、日本映画プロフェッショナル大賞選考委員を務める。

Twitter:@com56362672


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