木村拓哉「グランメゾン・パリ」の反響に歓喜 亡くなった服部幸應さんへの感謝も
2024年12月30日 23:40

木村拓哉が12月30日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画「グランメゾン・パリ」の初日舞台挨拶に登壇した。2019年放送のテレビドラマ「グランメゾン東京」の続編となる映画版。舞台挨拶の模様は全国115館で生中継され、「日本全国の皆さんが劇場で受け取ってくれているという事実を目にし、耳にしてうれしい」と反響に喜びの声。同時に「客席の皆さんに(作品が)バトンタッチされる日。ほんのちょっとさみしい気持ちもあります」と本音をのぞかせた。

また、料理監修として参加し、10月4日に亡くなった料理評論家の服部幸應さんについても触れ、「ずっとサポートしてくださり、この作品も僕らと同じタイミングでゼロ号試写を見てくださった。『素晴らしいものができましたね』と言ってくださり、うれしかった」と、故人に感謝を伝えていた。
初日舞台挨拶には、フランス・パリでミシュラン“三つ星”獲得に挑む型破りなシェフ・尾花を演じる木村をはじめ、共演する鈴木京香、沢村一樹、及川光博、正門良規、塚原あゆ子監督(「ラストマイル」「海に眠るダイヤモンド」)が出席した。

尾花を支える右腕シェフ・倫子役の鈴木は「私事ではあるんですけど、ちょっと体力面で不安のある時期だった」と振り返り、「木村さんをはじめ、素敵なキャストの皆さんに気を使っていただき、撮影させていただき、いい作品になり、(観客の)皆さんが笑顔で迎えてくださるのがうれしい」と感無量の面持ち。「夢を諦めないために、何か辛いことがあったら、見返してもらえるような映画になった」と瞳を潤ませた。

すると、鈴木に続いて、マイクをとった沢村が、及川の胸元からポケットチーフを取り出し、鈴木に差し出す場面も。突然の出来事に、鈴木は感激しきり。一方、お株を奪われた及川は「おれがやろうと思ったのに!」と苦笑いを浮かべていた。
その及川は本作のために、料理とフランス語を猛特訓したといい「それに夏は、パリオリンピックでしょ。2024年を漢字一文字で表すと“ほとけ”です。あっ、フランスの仏ね」と軽妙なトークで、会場を笑いに包んだ。また、新キャストとして参加した正門は、「自分は映画からの参加ですが、熱量が深みを増すと思うので、ここまでの道のりを(ドラマを含めた)シリーズとして楽しんでもらえれば」とアピールしていた。

この日は、本作で料理監修を手がけ、20年にアジア人初となるフランスのミシュランガイド三つ星を獲得した「Restaurant KEI」の小林圭シェフが登壇。自身が監修を務める「Héritage by Kei Kobayashi (エリタージュ バイ ケイ コバヤシ)」特製のエッフェル塔ケーキで公開初日を祝った。
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