「ノッティングヒルの恋人」続編が実現しなかった理由とは? リチャード・カーティスが告白
2024年12月3日 12:00

名作ロマンティックコメディ「ノッティングヒルの恋人」(1999)の脚本家リチャード・カーティスが、同作の続編が実現しなかった理由を明かした。
ジュリア・ロバーツとヒュー・グラントが主演した「ノッティングヒルの恋人」(ロジャー・ミッシェル監督)は、小さな書店を営む平凡な男性ウィリアム(グラント)とハリウッド女優のアナ(ロバーツ)が恋に落ちる物語。米IndieWireによると、カーティスはイギリスの伝統的なチャリティイベント「レッド・ノーズ・デー」に向けて「ノッティングヒルの恋人」の続編となる短編企画を考えたが、ロバーツからプロットにダメ出しをされたそうだ。その内容はアナとウィリアムが離婚するというもので、これをロバーツは「とてもお粗末なアイデア」だと一蹴したという。
「ノッティングヒルの恋人」についてはグラントが先日、ヴァニティ・フェア誌のインタビューで「彼女(アナ)が僕(ウィリアム)の家にいるとき、パパラッチが押しかけてきてドアベルを鳴らすシーンがあって、僕は彼女を引き留めずそのまま行かせるんだ。それって最悪じゃないか。これまでの恋人たちにも今の妻にも『なんで彼女を引き留めなかったの? 頭おかしいんじゃないの?』と口をそろえて言われた。でも、どうしようもないじゃないか。そう脚本に書かれていたんだから。彼は本当にろくでもないやつだと思う」と語っていた。
ちなみに、カーティス監督・脚本の「ラブ・アクチュアリー」(2003)は14年後を描く短編「レッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー」が2017年に製作され、オリジナルキャストが再結集した。カーティスは、脚本を手がけたNetflixの新作アニメ「あの年のクリスマス」が12月6日から配信スタートする。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント