「全領域異常解決室」藤原竜也、広瀬アリス、小日向文世、福本莉子、迫田孝也も“神様”だった! 石田ひかりが「月の神」役で出演
2024年11月14日 06:00
藤原竜也が主演するフジテレビの連続ドラマ「全領域異常解決室」(毎週水曜午後10時)の第6話が11月13日に放送され、本作が日本神話をモチーフにしていることがわかった。11月20日放送の第7話からは、石田ひかりが物語後半の重要人物となる「月の神」役でゲスト出演する。
本作は、身近な現代事件、そして最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を、「全領域異常解決室」(通称「全決(ゼンケツ)」)という捜査機関が解決していく完全オリジナルの1話完結型ミステリードラマ。ミステリーの名手・黒岩勉が脚本を手掛け、演出は石川淳一(「リーガル・ハイ」、映画「変な家」)が担当している。
第6話で明かされたのは、本作の核となる「神様」についての情報。これまで「全決」は、世界最古の捜査機関として、「神隠し」「シャドーマン」「キツネツキ」など、世の中を騒がせる超常現象やオカルトの類を究明し、不可解な異常事件を“解決”してきたかのように見えた。しかし、「全決」の本来の仕事は、この世界に今も存在する八百万(やおよろず)の神々が人智を超えた能力を使って起こした不可思議な事件を人間たちに気付かれないように“丸く収める”ことだった。
八百万の神々は魂だけが移り変わり、何度も人間として新たな人生を繰り返し、世界の秩序を保っていた。だが、謎の神・ヒルコの登場で事態は一変。第1話から描かれている「神隠し事件」は“殺神”事件であり、いわば「全決」とヒルコは戦争状態。ヒルコの正体を暴き、反乱を止めるためにも、「全決」をはじめとした神々が戦闘態勢で立ち上がる。
「全決」の室長代理で、超常現象のスペシャリストである興玉雅(藤原)の正体は、人から漏れ出す“悪意”と“善意”を見定めることができる「興玉神(おきたまのかみ)」という神様。雨野小夢(広瀬アリス)は、日本神話に登場する芸能の神で、日本最古の踊り子とも言われている「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」。「全決」の局長・宇喜之民生(小日向文世)は、「宇迦之卸魂神(うかのみたまのかみ)」。農耕や食物の神として知られ、人間たちの間でも人気が高い稲荷神で、商売繁盛の神様だ。
さらに、デリバリースタッフの芹田正彦(迫田孝也)は、「猿田毘古神(さるたびこのかみ)」という交通安全の神様で、町の安全を守っていたことが判明。謎の神・ヒルコとして疑われていた豊玉妃花(福本莉子)は、「豊玉毘売命(とよたまびめのみこと)」という水を自在に操る能力を持つ神様で、実は「全決」の仲間で、ヒルコをおびき出すために別で調査していた。
第7話以降にゲスト出演する石田が演じるのは、スナックの経営者・佃未世(つくだ・みよ)。その正体は、「月読命(つくよみのみこと)」という夜を治める神様で、月明かりの下であれば、時間を操ることができる。佃は宇喜之に頼まれ、「全決」のピンチに力を貸すことになる。
石田は23年ぶりとなる藤原との共演について、「皆さんご承知の通り素晴らしい俳優さんになられて、本当に頼もしく感じました。人柄の良さは変わらずで、その事もまたうれしく思いました」と喜び、自身が演じる役について「今回の人生では大きな悲しみを経験し、彼女の無念が現れているセリフがありました。神様だけど、人間でもある。そこが今回の演じ甲斐のあるところだと思います」と意気込みを語った。
脚本を手掛ける黒岩は、「伊勢参りをした際、日本の神々をモチーフにした物語を作ったら楽しそうだな、と思ったのがこのドラマのきっかけです。7話以降も石田ひかりさんの月読命のほか、さまざまな神様たちが登場します」と明かす。そして、「この物語は7話から始まります。もし可能でしたら7話のあとに1話をご覧ください。最初に見た時は何も感じなかったシーンに妙にグッときたりするかもしれません」とコメントを寄せた。
「全領域異常解決室」第7話は11月20日午後10時からフジテレビ系で放送。TVerでは最新話を無料見逃し配信中。FOD、Netflixでも全話配信中。
第7話のあらすじと石田、黒岩のコメントは以下の通り。