西野亮廣、コマ撮りの魅力語る「AIはCGを作れても、コマ撮りはできない」
2024年11月6日 14:00
「こまねこのかいがいりょこう」のトークショー付き上映会11月5日、東京・新宿バルト9で開催され、コマ撮り短編映画「ボトルジョージ」の原案・製作総指揮を務めた西野亮廣と、「こまねこのかいがいりょこう」のエグゼクティブプロデューサーの松本紀子が登壇した。
上映後、西野は「スタッフさんたちが作品を愛でている感じが伝わってくる」と称賛。特に印象的だったのは、作品に対する愛情の表現方法について。「(物販用の)グッズの絵を見ていると『この人は作品が好きじゃないな』と分かることがある」とした上で、本作には制作陣の愛情が溢れていると評価した。
「こまねこのかいがいりょこう」では、「はじめのいっぽ」「こまとラジボー」「ほんとうのともだち」という3つの旧作も同時上映される。松本プロデューサーによると、20年前に美術館で「はじめのいっぽ」の公開撮影が行われたという。これに対し西野は「20年経っても全く古くなっていない」と指摘。コマ撮りならではの普遍的な魅力に言及した。
自身もコマ撮りの短編映画「ボトルジョージ」を手掛けた西野は、その制作の経緯を「完全に巻き込み事故」と笑いながら振り返る。当初は、「ボトルジョージ」の堤大介監督と絵本を出すという話からスタートした企画だったが、監督の提案でコマ撮りに挑戦することに。「せっかく挑戦するならば、なるたけ面倒なことの方がいい」という考えから、より困難な道を選んだという。
西野はまた、コマ撮りは「AIで生成できないこと」が魅力だと語る。「AIはCGを作れても、コマ撮りはできない。制作過程自体に大きな価値がある」と強調し、エンタテインメントにおける「レストラン型とバーベキュー型」の比喩を用いて、観客を巻き込む手法としてのコマ撮りの可能性を示唆した。
トークショーの最後には、西野から「とても可愛らしく、素晴らしい作品」との熱い推薦の言葉が投げかけられた。「こまねこのかいがいりょこう」は公開中。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【私が“死ぬとき”を、見届けて】あなたならどうする――? 魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー