【第37回東京国際映画祭】菊地凛子「映画は共通言語」 フェスティバル・ナビゲーターとして抱負を語る
2024年10月28日 19:15

第37回東京国際映画祭のオープニングセレモニーが10月28日、東京・日比谷の東京宝塚劇場で行われた。フェスティバル・ナビゲーターを務める俳優の菊地凛子が出席し、「初めての参加で名誉あるお仕事をいただいた。映画は共通言語。映画を通じて多くの方々とつながっていきたいと思っております」と抱負を語った。
同日、東京ミッドタウン日比谷ステップ広場で行われたレッドカーペットにも登場し、「東京というユニークな都市の真ん中で、レッドカーペットを歩かせていただき、本当にたくさんの方々が映画を楽しんでいるんだと、肌で感じることができました」と声を弾ませた。

オープニングセレモニーには菊地をはじめ、コンペティション部門の審査委員長を務める俳優のトニー・レオン、オープニング作品「十一人の賊軍」から白石和彌監督、主演の山田孝之らが出席した。レオンは「とても光栄な役目。私たちの選択が、皆さんにとって幸せなものであることを願っています」と手短に審査への意気込みを語っていた。

また、白石監督は「昨年8月から11月まで、みんなカッコ良く泥だらけになりながら撮影しました」と振り返り、「今日はきれいな姿を見て本当に感無量。誇らしい気持ちでいっぱいです」と、劇中とは打って変わってドレスアップした俳優陣の姿に見惚れていた。主人公のひとり、政(まさ)を演じた山田は「時代劇ですけど、そこに生きている人たちの行動や考え方は、現代においても同じだと思う。みんな少しでもいい状況にしようと動いている人たち。いまの自分や自分の周りと重ねてみると、結構響くものがある」とアピールしていた。


安藤裕康チェアマンは、レッドカーペットの参加者が昨年を上回っていると報告し「今年の映画祭も多様な作品を多数集めて、皆さん方にお見せしようと思っております」と開会を宣言した。この日は、武藤容治経済産業大臣が駆けつけたほか、石破茂内閣総理大臣からのビデオメッセージも到着。石破総理は「日本のコンテンツ産業は鉄鋼や半導体産業に匹敵する輸入規模であり、その競争力の源泉は映画監督や制作現場の方々といったクリエイター個人の皆様にあります」とし、「日本のコンテンツ産業のさらなる発展のため、政府としても次世代を担うクリエイターの育成支援や取引の適正化といった環境の整備を図ってまいります」と指針を語った。
第37回東京国際映画祭は、10月28日~11月6日、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。オープニング作品は白石和彌監督の「十一人の賊軍」、クロージング作品は、今年のカンヌ国際映画祭のコンペ部門に選出されたクリストフ・オノレ監督の「マルチェロ・ミオ」が上映される。
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