永瀬廉、坂東龍汰、前田拳太郎演じる親友3人と不思議な生き物の共同生活 「ふれる。」新場面写真6点
2024年8月23日 10:00
永瀬廉、坂東龍汰、前田拳太郎がアニメーション映画初主演を飾る「ふれる。」の新場面写真6点がお披露目。それぞれ演じる秋、諒、優太の姿と、3人と不思議な生き物「ふれる」の共同生活の模様が切り取られている。
「ふれる。」は、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」「空の青さを知る人よ」の青春3部作を手がけた長井龍雪(監督)、岡田麿里(脚本)、田中将賀(キャラクターデザイン、総作画監督)の3人によるオリジナル長編アニメ最新作だ。
物語の中心となるのは、同じ島で育った幼なじみ、秋と諒と優太。3人は島を出て、東京・高田馬場で共同生活を始めるなど、20歳になった現在でも親友同士だ。それは、島から連れてきた「ふれる」が持つ、テレパシーにも似た力が、趣味も性格も違う彼らを結び付けていたから。3人は、互いの身体に触れ合えば、心の声が聞こえてくることを秘密にしていた。しかし、「ふれる」に隠されたもうひとつの力が徐々に明らかになるにつれ、3人の友情は大きく揺れ動く。
永瀬は、言葉でのコミュニケーションが苦手な少年・小野田秋役を務める。秋が「ふれる」と出会うことで心がつながった幼なじみの祖父江諒役に坂東、同じく幼なじみの井ノ原優太役に前田を配した。そのほか、白石晴香、石見舞菜香、皆川猿時、津田健次郎らが脇を固める。
口下手で幼い頃から手が先に出ることもあるが、友だち思いの秋。体育会系で、秋と優太にとってはお兄さん的存在の諒。コンプレックスが多く、たまに卑屈気味なところもある優太。新場面写真には、バーでアルバイトをする秋、不動産会社の新卒社員として働く諒、デザイナー志望の服飾専門学生である優太が活写されている。3人はそれぞれの道を歩みながら、「ふれる」のお世話をし、家事を分担し、料理好きな秋が作る料理で食卓を囲み、ひとつ屋根の下で仲良く暮らしている様子が伺える。
永瀬は「コミュニケーションの大切さ、日常生活での人とのつながりを改めて考えさせられる、年齢、世代問わず、いまだからこそ見ていただきたい作品」、坂東は「改めて人とのつながり方や関係について考えさせられるような物語」と語る。前田も「アフレコ中も笑ったり、感動しながら皆で力を合わせて頑張った」といい、3人の掛け合いにも注目だ。
あわせて、2024年にデビュー5周年を迎えるYOASOBIが書き下ろした、自身初のアニメ映画タイアップ楽曲である主題歌「モノトーン」が10月2日、CDリリースされることも決定。同楽曲は、映画の脚本を手がけた岡田による書き下ろし小説「ふれる。の、前夜。」をもとにしている。CD(税込2500円)は劇中にも登場する、「ふれる」の言い伝えの本をモチーフにした絵本型ブックレット仕様となっており、ジャケット用のイラストは映画公式の描き下ろし。さらに、「ふれる。の、前夜。」も収録される。CDの予約受付は8月23日にスタートする。
「ふれる。」は、10月4日に全国公開。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。