マシュー・ペリーさん死因捜査に進展 「フレンズ」クリエイター「彼の才能を思い出して」
2024年8月21日 13:00

米人気ドラマ「フレンズ」のチャンドラー役で知られる俳優マシュー・ペリーさんの突然の死から9カ月が経過したいま、その死因をめぐる捜査が新たな展開を見せている。
米司法省はこのほど、ペリーさんの死に関連して5人を起訴したと発表した。起訴されたのは、医師2人(サルバドール・プラセンシア医師とマーク・チャベス医師)、ペリーさんの個人アシスタントのケネス・イワマサ容疑者、知人のエリック・フレミング容疑者、そして「ケタミンの女王」と呼ばれるジャスビーン・サンガ容疑者だ。
ペリーさんは昨年10月28日、自宅のジャグジーで亡くなっているのが発見された。54歳だった。ロサンゼルス郡検視局の発表によると、死因はケタミンの急性作用とされている。ケタミンは医療用麻酔薬だが、違法な娯楽用薬物としても使用される。
この展開を受け、「フレンズ」の共同クリエイターであるマルタ・カウフマンが英紙タイムズ・オブ・ロンドンのインタビューに応じ、ペリーさんの記憶の残し方について語った。
「マシューを追悼する方法は2つあります。1つは薬物治療センターに寄付すること。この病と闘いましょう。もう1つは『フレンズ』を見て、ああいう風に亡くなった人としてではなく、みんなを笑わせ、喜びをもたらした人として彼を思い出すことです」
悲劇的な最期ではなく、ペリーさんがもたらした笑いと喜びを思い出すことが、彼の遺産を最も適切に称える方法なのかもしれない。
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