“頭の中の世界”を描くためにSNSでリサーチ!? 「インサイド・ヘッド2」幻想的な“信念の泉”の制作秘話
2024年8月15日 10:00

アニメーション映画史上歴代世界No.1の世界興行収入を突破した、ディズニー&ピクサー最新作「インサイド・ヘッド2」(公開中)。感動的なストーリーとともに映像美も話題になっているなか、特に美しいシーンだと注目されている“信念の泉“のシーンについて、本編映像(https://youtu.be/vB1R3-P4N1U)と秘話が明かされた。
前作から少し成長した主人公の女の子・ライリーは、明るくて元気で、勉強やスポーツにも一生懸命取り組む頑張り屋さん。日々ライリーに起きた出来事は思い出ボールとして保管されるが、その中でも特に大事な思い出は司令部からエレベーターで繋がっているライリーの“信念の泉”に運ばれる。

信念の泉はライリーが自分をどう思っているのか、どうありたいと思っているのかを決める大切な場所で、泉から伸びて寄り合わさった彼女の信念はその先で“ジブンラシサ”の花を咲かせている。
本編シーンからもわかるように、泉から伸びる“信念”に触れると、「私は優しい」「私は勇敢」「私は良い友達」とライリーのジブンラシサを作る声が聞こえてくるという幻想的なシーンが描かれているが、誰もがもつ信念を美しく表現するために、制作チームは“弦楽器の動き”を参考にしたそう。

プロダクションデザイナーのジェイソン・ディーマーは「インスピレーションを得るために、僕はソーシャルメディアやGoogle、芸術本などいろいろなものを見ました。その中で楽器に惹かれていき、弦が弾かれる様子をスローモーションでとらえた動画を見たり、ハープとか弦のある楽器を描いた絵画を見たりもしました。これは良いなと思うものを見つけたら、それを壁に貼り付け、監督と話をしながら作り上げていきました」と、制作の過程を説明。
弦楽器にインスピレーションを受けて制作されたシーンでは、ヨロコビとカナシミが触れることで“信念”が繊細に美しく揺れる瞬間が表現されており、映像の中でも垣間見ることができる。
出来上がった信念の泉のシーンについて、ケルシー・マン監督は「続編を作る上で最もエキサイティングだったことのひとつは、1作目で描けなかった頭の中を訪ねていけることでした。“信念の泉“もその一つで、ライリーを守るためにヨロコビと仲間たちはこれまで行ったことがないところへ旅をするのです」と、本作で新たに描かれる誰も見たことのない頭の中の世界に自信を覗かせた。

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






「星つなぎのエリオ」に“魂”が受け継がれている――ピクサー本社取材で込み上げてきた”懐かしい感情”【ハリウッドコラムvol.364】
2025年6月12日 14:00
映画.com注目特集をチェック

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ