映画「サユリ」原作者・押切蓮介氏、白石晃士監督と相思相愛「大ファンだった」
2024年8月8日 22:30

映画「サユリ」の完成披露舞台挨拶が8月8日、新宿バルト9にて開催され、主演を務める南出凌嘉をはじめ、根岸季衣、原作者の押切蓮介氏、白石晃士監督が登壇。白石監督、押切氏共に相思相愛の映画化だったことを明かした。
本作は、押切氏の同名人気ホラー漫画を「地獄少女」「不能犯」などの白石監督が実写映画化。念願の一戸建てに引っ越してきた神木家だったが、どこからか聞こえてくる笑い声と共に家族が一人ずつ死んでいくという異常事態に見舞われてしまい……。

神木家の長男・則雄を演じた南出はホラー映画初出演となったが「主人公の感情にどう共感してもらえるのか考えて演じました」と語り、「白石監督にいろいろトライアンドエラーさせていただきながら撮影することができました」と振り返る。

映画化へのいきさつについて、白石監督は「『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』の田坂公章プロデューサーから読んでみてくださいと渡されたのが漫画『サユリ』でした。読んだらとても面白くて『これは私がやるべき原作ですね』と映画化に動き出しました」と説明すると、押切氏は「僕も白石監督の大ファンだったので、クラスでずっと狙っていた女の子と両想いになったぐらい嬉しかった。口裂け女をバットで追い回す白石さんの感性が大好きだった」と思いを語っていた。

劇中には、原作にはない太極拳のシーンが登場する。白石監督は「押切先生からカンフーはどうですかね?」と提案をもらったといい、「映画的にカンフーは難しかったのですが、太極拳ならいけるのでは……と提案してご理解いただきました」と説明。南出は太極拳のシーンに「やったことがない動きだったので苦戦しました」と大変だったことを明かすと、則雄の祖母・春枝を演じた根岸も「針の先生に現場に来てもらって命をかけてやりました。太極拳も(南出と)二人で朝早くから練習をしましたね」と懐かしそうに話していた。

また、根岸は自分が発する「命を濃く」というセリフに感銘を受けたというと「私生活でもこの言葉に元気をもらいました。撮影中も、その後の生活でも支えとなっている言葉です」としみじみ。南出もその言葉に共感したというと「ホラー映画なのになぜか元気が出て明日から頑張ろうと思える映画。劇場で命を濃くしてほしいです」と観客に向けて作品をアピールしていた。
「サユリ」は、8月23日から全国公開
(C)2024「サユリ」製作委員会/押切蓮介/幻冬舎コミックス
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
感情ぐっちゃぐちゃになる超オススメ作!
【イカれた映画を紹介するぜ】些細なことで人生詰んだ…どうにかなるほどの強刺激
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
映画ラストマン FIRST LOVE
「ドラマの映画化か~」と何気なくつぶやいたら後輩から激ギレされた話「これ超面白いですから!!」
提供:松竹
年末年始は爆発・秒殺・脱獄・名作!!
【全部無料の神企画】今年もやるぞ!ストレス爆散!!劇的チェンジ!! 1年の疲れを吹き飛ばそう!!
提供:BS12
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
こんなに面白かったのか――!!
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「早く教えてほしかった…」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
映画を500円で観よう
【2000円が500円に】知らないとめっっっっっっっちゃ損 絶対に読んでから観に行って!
提供:KDDI
今年最大級に切なく、驚き、涙が流れた――
双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした。
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「全員みて」
提供:ディズニー